【完】貴方は私を見ていてくれたの…？

story…110 ページ33

カルマside


俺は葵と遊園地に来ていた


いつもちょっとツン(?)としている


葵の苦手なものを見つけてやろうと


女子の苦手そうなジェットコースターを


行こうかと葵に聞いてみたが


貴「いいよ！」


とすんなりオッケーされてしまった


しかも俺と違ってすごく楽しそうに…………


だから俺は今度は女子が


苦手なアトラクションの定番である


お化け屋敷に行ってみようと聞いてみた


すると葵のリアクションが一気に変わった


からかってみても


貴「ソンナワケナイジャナイデスカ、イキマショウ」


すごい片言になっていて


怖いって言ってるようなものだった


係員「では、お二人共離れないように気をつけてお進み下さい？一度離れると会えなくなってしまうかもしれませんからねー」


係員がわざと怖く言っているのだが


それにも葵はビクッと反応している


中に入ると俺的には暗いだけで


あまり怖くないなと思っていた


でも横の葵は


お化け「うーらーめーしーやー」


貴「ヒッ！」


お化け「待ーてー！！」


貴「キャッ」


お化け「ギャーー！！」


貴「ひゃっ！」


お化けの一つ一つの脅かしに反応していて


お化けもこんなに怖がってくれると


やりがいがあるだろうなーと呑気に思っていた

貴「ｳｯ……ﾋｯｸ………カルマぁ……」


カ「どうしたの………ってえ！」


次の瞬間、俺は葵に後ろから


抱き着かれていた

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