【完】貴方は私を見ていてくれたの…？

story…100　磯貝side ページ20

気づけば俺の目から涙が溢れていた


しかも、近くに行くと一人一人への


手紙まである俺は自分宛の手紙を開いた

―――――――――――――――――――――
磯貝君へ

ゴメンね。突然。

私ね、磯貝君に好きって言ってもらえて

嬉しかったよ

こんな殺し屋を好きになってくれて

ありがとう。

これからは私なんか忘れて

他の人と幸せになってね。

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　 ・
　
　 ・
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その下にも手紙の内容はあったが


涙で視界がかすみ見えなかった


しかし、俺はあることに気づく


"私疲れちゃったから"


"楽になるよ"


"バイバイ"


まさかっ！


磯「おいっ！葵は死ぬ気なんじゃ！」


茅「そんなのやだよ！」


中「急いで探そう！」


俺達は周りを探したが


全然見つからない


俺は記憶を辿っていく


するとある所が思いついた


磯「カルマが死のうとした崖だ！」


前に、葵はそこが好きだと言っていた


俺らは五分五分の可能性にかけて


その崖に行った


すると、葵がいた


でも、遅かった


俺らが来た時にはもう葵は飛び降りていた


「皆、ありがとう」と言って


磯「葵ー！」


俺らは、自分らを責めた


もっと早く来ていれば


そんな風に悔やんでいると


貴「皆、泣かないで」


と、聞こえるはずのない声が聞こえた


恐る恐る目を開けると


そこには無傷の葵が立っていた

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