【僕のヒーローアカデミア】HEROS (ページ28)

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26話ページ28

ベキベキ、と

不吉な音を立てて相澤先生の腕が

簡単にへし折られる。

私を、私たち生徒を守るために…。

「…私は」

死柄木「個性を消せるなんて素敵だけど、なんてことはないね。

圧倒的な力の前ではつまり、ただの無個性だもの。」

「何をして、るんだ！！！！！！！」

闘る、闘ってやるよ…

「災厄の槍雨(ディザスター・レイン)」

死柄木「…なんだこれ。…！？光の、針か！？」

「槍雨が刺さった個所から生命エネルギーが漏れ出す。

そこの化け物には効かなそうだけど…

あなたにはどうかしらね、手人間さん。」

…こんなの全然効かないかもしれないけど、せめて持久戦に持ち込めば圧倒的な

攻撃力のない私でも時間を稼げる…。

死柄木「あ？こんなのただの子供だましだろ。

俺はさっきからたいしてかわってねーよ。」

ヒヒっ、と馬鹿にしたように笑われる。

…馬鹿にされるのは、慣れてる。

「…それでも。」

光を集めろ。

死柄木「…なんだ、眩しい…

うっとうしいな…(イラッ」

指先にもっと、

「ああああああもう！！集中しろ！！！わたしっ…！！」

凝縮しないと…

入試の時みたいに、硬いだけの動きの鈍いものを貫けるだけじゃだめ。

何よりも早く、硬く、鋭い

そんな力が

わたしにあれば…！！！！

私に、できれば…！！！！

「私は…私も…私だって、

…ヒーローに…！！」

・

緑谷「…なんだ、？Aちゃんのからだが、光って…」

蛙水「そういえば、彼女の個性私知らないわ。

緑谷ちゃん、Aちゃんの個性って…」

緑谷「…いや、僕も知らないんだ。

…ずっと一緒にいたはずなのに。」

峰田「まてよ緑谷、それはおかしくね！？

だって輝音とは、ガキの頃からの幼馴染なんだろ！？

個性しないっていうのはちょっと…」

蛙水「峰田ちゃん」

峰田「え、あ、いや悪い緑谷！オイラ…」

緑谷「いや、峰田くんの言う通りだ…」

…Aちゃん…

君は何をしようといているの…

お願いだから無理だけはしないでくれ…！！！

緑谷「この前みたいに、倒れられたら

僕は…」

蛙水「…(心配、なのね緑谷ちゃん。)」