【僕のヒーローアカデミア】HEROS (ページ12)

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10話ページ12

筆記は自己採点で

97だった。

まあ仕方ない、筆記だけはデータとして

送られるから。

実技は0ポイント、うかる要素なんてなかった。

それなのに.....

孤児｢A姉ちゃん、雄英から封筒来てたよ。｣

｢まじか、ありがと。｣

孤児｢ねえねえ、僕も見たいなぁそれ！｣

目をキラキラさせながら

雄英からの封筒を指さして言ってくる。

｢どうせ不合格の通知よ、

あんたは見なくていいの。｣

そして、部屋に戻って封筒を開けてみると...

｢...媒体...？｣

中には媒体のようなものが入っていて、

すぐに

『私が投影されたぁ！』

｢うわ！？

オールマイト...！？｣

オールマイトが投影された。

『いやぁ、あの事件ぶりだね輝音少女！』

｢...｣

『では結論から言おう。

筆記は97点、大したものだよ！

だが実技は0ポイント、当然不合格だ。』

｢...は、｣

やっぱり...

は、いや？

なんでがっかりしてるの私...

落ちて嬉しいはずなのに、出久やかっちゃんと

もう顔を合わせなくて、私は応援するだけで

いいって.....思ってるはずなのに...！！

『それだけならね。』

｢...へ？｣

『私もまたエンターテイナー！！

こちらのVTRをどうぞ！！』

映し出されたのは、私と物間くんだった。

『お、おい...

君...やめときなって、

あんなのに勝てっこないよ...』

｢...これは、｣

『...そうかもね、でも

貴方の逃げる時間を稼ぐくらいなら出来るかも。』

『...本気かい...？』

『大丈夫です、貴方は生き残ることだけ

考えててください。』

そこには、私が物間くんを助けた

一部始終が映された。