コナンの世界に転生したようです (ページ6)

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FILE.5 小さくなった名探偵 4 ページ6

蘭「名前はー？」

蘭の質問に吃りながら答えようとする新一

新一「な、名前は新・・でもなくて、え、えーっと・・えーっと」

新一の背中が背後の本棚にぶつかりとっさに振り替える新一の目にはコナン・ドイル傑作選と江戸川乱歩全集の本

新一「コナン!!!」

新一「ボ、ボクの名前は、江戸川コナンだ!!!」

蘭「コナン？変な名前ねぇー」

新一咄嗟に思い付いたであろう名前を何度か信じてもらうため言い訳を始めた

新一「ボ、ボクのお父さんがコナン・ドイルのファンだったから、こんな名前を」

蘭「コナンねー」

少し怪しんではいるものの新一だとは気づいてない蘭をおいて三人で話し合う

阿笠「何がコナンだ！外国人じゃあるまいし」

コナン「仕方ねーだろ？他に思い付かなかったんだから」

『ともかく、蘭にばれなくてかったよ』

蘭もコナンの事が分かったためかここに来た本来の目的である新一を探していた

蘭「それより、新一は？」

『蘭とすれ違いになってしまったみたいだね』

阿笠「あ、あぁ、そうじゃなんか用があるって外に」

蘭「ふーん」

阿笠「・・・・」

『？』

蘭を見て考えている阿笠博士を不思議そうに見ていたが、そういえばこの後・・
と、この後の展開を思い出したとき阿笠博士が新一いや、コナンの背中を押し笑いながら蘭に言った

阿笠「おお、そうじゃ蘭君!!すまんが少しの間、この子を君の家で預かってくれんか？」

蘭「え？」

驚いている蘭と焦っているコナンを見ながら刹那はこれでコナンが蘭の家に居候することになるんだよなぁと軽く考えていた

阿笠「いやー、この子の親が事故で入院したんで、ワシが世話を頼まれとったんじゃが、ワシも独り暮らしで何かと大変なんじゃ」

蘭「いいけど、お父さんに相談してみないと」

阿笠「おー、そーかそーか！引き受けてくれるか!!」

コナンは阿笠博士の白衣を引っ張り必死に抗議する

コナン「バカヤロ！！そんな事したら、蘭にオレの正体が!!」

阿笠「まあ聞け！君の死体が見つからなかった事は、いずれ黒ずくめの男たちにもわかる・・その時は、この家に出入りしているものを真っ先に疑うじゃろう」

コナン「じゃー、博士の家でもいいじゃねーかよ？」

ヒソヒソと話始めたコナンと阿笠博士に不思議な顔をする蘭に刹那がフォローする

『きっと他の人の家にお世話になるのが不安で博士に色々きいているんだろう、気にすることないよ蘭』

蘭「そうよね、今日あったばっかりだものね」