FILE.22 脱出そして追跡 1 ページ23
コナン「(そうか・・それで、俺を殺さなかったのか。姉さんは多分、俺の人質にされてるのか)」
すると男がこちらをドアの方を振り向いた
穴から向こうを覗いていたコナンにはその顔が見えた
コナン「(ん?な!?なに!?)」
コナン「(何だ、この仮面の男は!?)」
その男は顔に笑っているように仮面を着けていた、そして、こちらに向かって歩いてくる
コナン「(ん!?やべ!)」
コナン「(こ、こっちへ来る!!)」
仮面の男「・・・・」
女性「あのボウヤ起きたのかい?」
仮面の男「いや・・まだ、薬が効いているようだ。ぐっすり、眠っている」
コナンは仮面の男が穴から覗き込む前に地面に転がり眠っているように見せた
仮面の男「しかし、あれが本当に高校生探偵の工藤新一なのか?」
仮面の男「オレにはただの、ガキにしか見えんが」
コナンは冷や汗をかきながら男達の話を聞いていた
女性「そうね・・私もまだ信じられないけど」
女性「工藤新一が行方不明になった日と、あのボウヤが例の探偵事務所に現れた日が一致するし、その後ボウヤのまわりで起きた事件は何故かすんなり解決している・・」
女性「それに昼間、私の車から逃げたあの手際の良さ。どう見てもあれは工藤新一本人!!組織が新開発した例の薬で小さくなったとしか考えられないわ!」
仮面の男「ああ・・口封じの為に、組織が奴に飲ませたあの薬か」
仮面の男「だが、あれは死体から毒が検出されない毒薬だった筈だが」
女性「そうよ。だからまだ、信じられないのよ」
仮面の男「それじゃー試してみるか?」
女性「試す?」
仮面の男はそういう時は服のポケットから何かを取り出した
仮面の男「オレも持ってるんだよ・・・。組織が新開発した例の毒薬を」
仮面の男「こいつを他の人間に飲ませれば、本当にこれで人間が小さくなるかわかる筈だ・・・」
コナン「!?」
女性「でも、誰に飲ませるんだい?」
仮面の男「我々が捕まえたあの女、東雲刹那と明日取引をする例の男に飲ませる。二人もいればどちらかが死んでももう片方が小さくなるだろうからな」
コナン「(姉さんにのませるだと!!)」
仮面の男「これに、こいつを捕まえたのならあの女はもう用済だ。そして、組織は取引が終わり次第その男を始末しろと言っている」
仮面の男「この薬を試すには丁度いい・・・」
女性「で?その薬で小さくなる事がわかったらどうするつもりなんだい?」
仮面の男「とりあえず、あの女と取引き相手の男を殺してそこに寝ているボウズの息の根をとめるのだ!!」
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紫貴(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます。実はFile3の阿笠博士のセリフの文字が君ではなく黄みになってました。 (2018年10月1日 4時) (レス) id: fc2783e21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うたた寝する聖女 | 作成日時:2018年4月22日 19時