FILE.20 書けないペン 5 ページ21
そして、落合さんは観念したように淡々と犯行の動機を語り始めた
自分から美術館を取り上げようとした悪魔のようなオーナーと美術館の作品を勝手に売り飛ばした窪田さんに罰を与えたかったのだと・・・
それを聞いた窪田さんは青ざめて目を見開いて落合さんを見ていた
毛利「それで窪田さんに罪をきせ、あの絵になぞってオーナーに天罰を食らわしたってわけか。だか、絵とは違って貴方にも天罰が下ったようですな」
毛利さんは冷や汗をかきながら落合さんに言ったが落合さんは微笑みながらもどこか悲しそうな顔で
落合「いえ、あの絵のとおりですよ・・・。知ってましたか?あの絵が含む本当の意味を」
落合「あれは・・・悪魔は正義の騎士に葬られたが、その邪悪な返り血を浴びた騎士はやがて悪に身を染めていくと言うことを意味してるんです。理由はどうあれ私は殺人者・・・私もまた悪魔になってしまったのです」
落合「その証拠に、純真な2つの正義の目は欺けなかった」
コナン「!」
『!』
落合さんの言葉に毛利さんたちは不思議そうな顔をした
毛利「2つの正義の目?」
落合「ボウヤ、もうトイレはいいのかい?」
コナン「えっ!あ・・・」
落合さんは私と目が合うとニッコリ笑った
『・・・』
そして、目暮警部たちに連れられて落合さんは笑いながら美術館を出ていった
ーーーーーーーーーーー
次の日の新聞にはデカデカと毛利さんの事件解決の記事が載せられていた
『これは、毛利さん大喜びしてそうだな。ん!そうか、あの美術館続けることになったのか・・・』
昨日の事件の事をぼんやりと考えているとプライベート用の電話がなった
『!はい、もしもし』
「・・・・」
『えぇ、お久しぶりです。元気ですよ』
「・・・・・・・」
『やはりそうでしたか、多分そうだと思って連絡したんです』
「・・・・・・・」
『え?』
「・・・・・・・・・・・・」
『わ、分かりました。私も協力します』
「・・・・・・・・・」
『ええ、それでは』
電話を切って軽くため息をつく
『なんか、大事になりそうな予感がする』
そして、私は・・・・
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紫貴(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます。実はFile3の阿笠博士のセリフの文字が君ではなく黄みになってました。 (2018年10月1日 4時) (レス) id: fc2783e21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うたた寝する聖女 | 作成日時:2018年4月22日 19時