コナンの世界に転生したようです (ページ18)

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FILE.17 書けないペン 2 ページ18

コナン視点

俺が確信をもって姉さんに問いかけると姉さんも俺と同じように考えていたらしく難しいそうな顔で目暮警部達を見ていた

コナン「でも、いったい誰がそんな事を・・・」

『・・・』

姉さんと二人で考えてこんでいるとおっちゃんと飯島さんが甲冑を見ながら話しているのが聞こえた

毛利「しかし、すごい返り血だ・・・。せっかくの美術品が台無しですな・・」

飯島「いえ、それは飾り付けようのレプリカです・・」

飯島「窪田さんが昼間、運んでいた物だと思いますが・・」

毛利「ああ、あの時の・・・」

姉さんが納得したように呟いた

『成る程ね、レプリカだったのか』

コナン「だから、あの時の窪田さんが乱暴に扱っても館長は何も言わなかったんだな」

二人であの時の事を納得していると飯島さんがこっちを、血濡れになってしまった壁を見ながら言った

飯島「いやー犯行に使われた甲冑がレプリカだったのがせめてもの救いですよ。他の美術品も難を逃れたようですし・・」

「『！？』」

犯行のあった壁には絵がかかっていない！！

『もしかして・・』

コナン「あぁ、犯人があらかじめ外してたんだろうな。美術品を返り血から守るために」

それに、あの天罰という絵に重ねた殺し方・・・
これは、美術品に強い関心を持っている人物の犯行に間違いない

コナン「この中の誰かがオーナーを殺し、トリックを使って窪田さんに罪をきせた」

コナン「いや、まてよ。これは、窪田さんのアリバイを消滅させなければ成立しないトリック！！」

『じゃあ、この中でそれが出来るのは一人しかいないな』

コナン「ああ、彼に一人で仕事をするように言いつけた・・・館長しかいない！！」

『だが、証拠はどうする？』

確かに、館長が犯人だと言う証拠が・・

目暮「では、窪田さん。とりあえず署まで来てもらいましょうか・・・」

窪田「そ、そんな」

『！まずいぞ、コナン。窪田さんが連れていかれる』

俺と姉さんがヒソヒソと話していると目暮警部達が窪田さんを連れていこうとし始めた

このままじゃ！！
もし、俺達の推理が正しければ・・
犯人はまだ、アレを持っている可能性がある

それを確かめるのは、今しかない！！

『コナン？・・・！』

姉さんが不思議に声をかけてくるが俺が館長を目で見て手を出すと俺が何かをしようとしているかわかったらしくパンフレットを渡してきた

コナン視点終わり