学秀くんの許嫁がＥ組にやって来ました Part4

番外編.4 ページ13

「ほんっとうに知らないからね、A」

『分かったってば』

さっきからカルマはずっと怒ったまま。

そんなに嫌かなぁ？

普通に、いやめっちゃ可愛かったと思うんだけど...？

「「王様だーれだ！」」

そう言ってくじを引く。

あたしは、4番。

王様じゃなかったなー。

「おっ、俺だー」

そう言って手をあげたのは、前原。

「…命令は？」

カエデちゃんが聞く。

「…んー、そうだなぁ...。あっ、そーだ！」

そう言って前原は鞄をごそごそし始めた。

そして取り出したのは、1つの細長い袋。

『ポッキー？えー、あたしプ○ッツの方が好きー』

「あたしも！」

「なんだっていいから！！

それでな、命令は...。4番と3番がこれで、

ポッキーゲームする！」

「おおー！」

莉桜が感嘆の声をあげる。

………は？

待て待て、4番？

...あたし？

そして、声をあげたのは。

「…あー、俺3番だ」

『カルマが3番！？嘘だろ！？』

「…え…、なにその反応...。もしかして4...番…？」

「んじゃあお二人さん！はい、これ！！」

莉桜がにやにやしながら

渡してきたのはポッキーの袋。

.......終わった...。

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