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606. ページ33

「でっけ…」

『初めてだっけ?』

あたしの家を見上げてカルマがそう呟く。

ああそっか、あのときカルマいなかったもんね。

あんなに仲悪かったのに、

今じゃ付き合ってるんだもんなぁ。

人生ホント何があるかわかんないよね。

『さ、入って〜』

ドアを開けて中へ促すと、

カルマは恐る恐る足を踏み入れた。

「おじゃまします」

廊下を歩くと、後ろからカルマがてくてくとついてくる。

「おかえりなさいませ、A様。

お友達の方ですか?」

通りがかった執事に見つかってしまった…。

『ただいま。

こっちは彼氏の赤羽カルマ』

「A様の恋人の方でいらっしゃいましたか。

赤羽様、はじめまして。このお屋敷でお仕えさせて

いただいております西条と申します。

どうぞお見知りおきを」

一瞬首を傾げた執事は、深々とカルマに頭を下げた。

「あ…、や、こちらこそ…」

めちゃめちゃたじろいでる…。

そんなカルマが珍しくて、思わず微笑んでしまった。

「赤羽様のお召し物が濡れているようですが…」

『ああそうなの。

だからシャワーを浴びさせるよ。

その間に制服を洗って乾燥させておいて』

「かしこまりました。

それでは後ほど伺います」

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 浅野学秀   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:神川夏海 | 作成日時:2021年2月28日 22時

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