『HTF』〜恋の周波数 part1〜

4.　○○と直撃キッス ページ5

サッ

即座に避けたｗｗｗ

水色さんは、私が避けたせいで地面と直撃キッスをしてしまっている。
かわいそう…いや…でも、私が避けなかったら、私がキスされていたんだよな。

「大丈夫？」

いまだ地面に伏せているその人に言う。

？「どうしてこうなった…。」

水色さんは青ざめた顔をして立ち上がった。
唇泥まみれ…あ、ぬぐった。

「アハ〜偶然〜」

呑気な顔して言ったら、顔を思いっきり逸らされた。
なんでぇ〜！？ひどくね？？

？「今さらだけど、なんであそこにいたんだ？」

「あそこって、森の事？」

？「…ああ。」

「なんか、目が覚めたらあそこに居たんだよね。」

？「そうか…じゃあ観光客じゃあないんだな？」

なぜか、真剣な表情で問われる。
そりゃあ、目が覚めたらあんなとこに、拉致されてたんだ。
観光客な訳あるか。

「うん。まあ…でも、意図してあそこに居たわけじゃあないんだよ。」

？「そうか…………まさか…な…。」

少し、表情を曇らせ、ボソリと何かを呟いた。聞こえなかったけど…。
何か言った？と、聞こうとしたが、水色さんが、歩き出したので聞けずに終わった。
さっきの表情気になるな…。
ってか、私を置き去りにするつもりかっ！！


→続く

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