32. 鈍感 ページ33
……私を押しのけて入ってきた……だと！？？
か弱きレディを押しのけて？？？
ど、どうゆう頭の改造してたら名も名乗れずに人様の家に上がれるんだ…？
？「そういえば名前は？」
『いやいや、アンタは誰なんすか。』
しかも迷わずソファに向かい、そして座りやがった……。
ラッセルの家にしても私の顔を通してんだから、貴様から名乗れやおいコラ。
向かい合わせのソファにドカッと腰掛けてガンを飛ばしていると、悪びれもなく笑顔で口を開く金メッチュ。
ﾗﾝ「あ、俺ランピーね。よろしく〜。」
『……ん、よろしくどうぞ〜。私はAね。』
意外にも笑顔が優しかったので少し警戒心が薄まった。
こちらも微笑みながら手を差し出す。
『…いってええええええええええええええええええええええ！！！！』
ﾗﾝ「え！？ちょ。」
握手した瞬間指に激痛が走った。
なにこれ？痛い。なんで？
ネズミ捕り？なんでネズミ捕りがあんなところに……。
キッとランピーの手のひらを睨む。
……どうやら、何かの拍子でランピーの手のひらにネズミ捕りがくっついた様だ。
だが、ランピーはそのことに気がついてもいない様子。
どんだけ、鈍感なんだコイツ……。
ﾗﾝ「どうしたの？急にうずくまって。大丈夫？？」
『っくぅ……』
ﾗﾝ「うわあ…マジか。すごい指腫れてんじゃん。すごい痛そうだよコレ。どうしてこんな…。」
そう言って駆け寄るランピー。
いや、コレお前のせいだから。元凶は君だから。なんで気づかないんだ君は。
『…いや、ちょっと握手した瞬間に、ネズミ捕りに指を挟んじゃって……。
これぐらい平気だよ……ははは……。』
めちゃくちゃジンジンするけどね。
遠まわしに、手のひらにネズミ捕りがあるよーって教えたつもりなんだけど、まったく伝わってないようだ。
ﾗﾝ「そうなの？さっき大声で叫んだようだけど…。」
『ちょっと痛かったかな？ぐらいだよ。ノリで叫んだのよ……気にしないで。』
ﾗﾝ「いやいや、この腫れ様はどう見ても重症でしょ。」
ランピーは、ちょっと待ってて。と言い残すと、キッチンの方へ走って行った。
残された私は指へと視線を移す。
既に薬指と中指は紫色に変色している。
これラッセルが見たら絶対怒るだろうな…。
お前を一人で留守番させたのが間違いだった！とか言い出しかねない。
ﾗﾝ「はいコレ。」
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はちみつトースト - グリーンさん、コメントありがとうございます！亀更新ですが頑張りますのでまた見に来ていただけると嬉しいです(｀・ω・´) (2017年10月14日 22時) (
レス) id: b1e5a6ad78 (このIDを非表示/違反報告)
グリーン - この小説のおかげでラッセルまで好きになってきた… これからも頑張って下さい！ (2015年10月3日 15時) (レス) id: e92b5bae15 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつトースト - ヒスイ餅(｀・ω・′)さんコメントありがとうございますm(_ _)mうちのラッセルは冷静で面倒見のいいおかんツッコミ役常識人ですw気に入っていただけて嬉しいです！頑張ります(´∀｀) (2014年10月11日 22時) (レス) id: 6ba940a157 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつトースト - 琥太郎さんコメントありがとうございますm(_ _)m少しだけ更新しました！ (2014年10月11日 22時) (レス) id: 6ba940a157 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ餅(｀・ω・′)(プロフ) - ラッセルに目覚めてしまったwww更新楽しみにしてます！ (2014年8月30日 22時) (レス) id: 1e23533ca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつトースト | 作成日時：2012年1月2日 22時
