blood 5 ページ5
〜 A side 〜
学秀「おい………A…おきろ。」
頭を優しくたたかれる。
大きな手。
『んっ…ん〜』
学秀「ホームルーム終わったぞ。」
周りを見るとつぎつぎにみんな席を立ってる。
すると、急に目の前に女の子が現れる。
「ねぇ、一ノ瀬さん。あたし佐々木美優!美優でいいよ〜。よろしくね!」
手を差し出す可愛いショートヘアの女の子。
いかにも今風だな。でも…………
『ごめん、私、誰とも仲良くするつもりないから。』
ほんとのこと。友達なんてきっといつか裏切る。
私にともだちはいらない。
美優「はぁ?なに、感じ悪。」
やっぱりね………。すぐこれだ。
佐々木さんはそっぽを向いて友達の方へいった。
学秀「どうしてなんだ」
『……なにが』
学秀「今の。誰とも仲良くするつもりないって」
『そのまんまだよ。友達なんて面倒なだけ。』
学秀「ぼくは?友達じゃないのか?」
『ううん。ただの知り合い』
学秀「そうか……」
なんで悲しそうな顔するんだろう。
友達になるってそんなに大事なのかな。
『でも、わからないこと多いから、その時は学秀にきくね。』
学秀「………わかった。」
聞くくらいまぁ、いいよね…。
____________
〜 業 side 〜
ほんとまっずい。
けど、しょうがないか。のどは潤った。
口に付いた血を拭く。
後輩たちの傷を隠してから旧校舎をでる。
すぐ気を失ってたから記憶もないはず。
「業、またサボりか〜?」
業「木場せんせー。旧校舎片付けておいてよ」
木場「え〜!?おれが!?」
業「片付けないと〜木場せんせーが生徒に手、だしてることいっちゃうよー?」
木場のやつの弱みは持ってるからいじめやすいんだよね〜。
手を振って教室に向かった。
木場「はぁ…困った生徒だ。」
____
煮オレを買って、教室に戻る。
もう3限か…。今日は午前で終わりだしもっとサボればよかった。
教室の前がいつもより騒がしい。
業「ねぇ〜キミ達、なにしてんのー?」
「転校生だって、甘い匂いの」
甘い匂い?…………!?
急いで教室に入る。
窓側に座るあの子。
また、みーっけ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ろん(プロフ) - みるくてぃさん» ありがとうございます( ´:ω:` )がんばります!! (2017年3月24日 23時) (レス) id: 146c8095ad (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ - いい所で今日はおわって気になります!面白いです!!明日も楽しみにしてますね(´˘`*) (2017年3月24日 23時) (レス) id: b75d67e37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろん | 作成日時:2017年3月24日 18時