だいすき、でした。【ブルーロック】 (ページ13)

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その日の夜ご飯は豪華だった。皆は勝利を噛み締めて盛り上がっていて、楽しそうだなと微笑ましかった。と同時に私も一段落ついて達成感を感じていた。

「 Aちゃん本当にお疲れ様…！私一人じゃここまでこれなかったと思うし、本当にありがとうね」
『いえいえ、アンリさんこそほんとにお疲れ様です！それにこのプロジェクトに誘っていただいて、私こそ感謝です！』
「これから皆は2週間の休暇(オフ)に入るんだけどAちゃんもお休み期間だからゆっくり休んできてね」
『ありがとうございます！アンリさんは…？』
「私は大人だし…絵心さんとの打ち合わせもあるしね。つかの間の休息だと思って楽しんでらっしゃい！」

やすみ、やすみ…。貰っても外に行くことはないしどうしようかなぁ。正直ここでサッカーのことを勉強したり動いている方が楽しいけれど妙にニマニマした感じのアンリさんに送り出されてきたし楽しんでこようかな。

「そーだAちゃん、明日ヒマ？」
『あ、蜂楽くん。一応なにもないよ』
「俺と潔とちぎりんと渋谷行くんだけど、一緒に行かない？てかそもそもどこ住みだっけ」
『住んでるのは東京だよ、渋谷なら全然いける』
「じゃあ決定ね、またあした！」

蜂楽くんは風のように潔くんと千切くんの方へ戻って行った。明日私も合流すること伝えにいってくれたのかな。

『お疲れ様』
「うん、ありがと」

試合が終わったあとの彼とのやり取りは、これしか無かった、