＊笑顔を忘れた女の子の話 4＊ ページ38
それはある日の事です。
女の子は友達と休日に遊ぶ約束をしていました｡
『〜♪』
業「あれ、Aどっか行くの？」
『うん!!今日ね、ちょっとお出かけに行く日なんだぁ〜♪』
業「ふーん、行ってらっしゃい」
『行ってきまーす！』
女の子はとても楽しそうに出かけていきました。
ところが、
『…遅いなぁ、もう待ち合わせの時間過ぎてるのに…』
待ち合わせの時間は12時30分。
しかしただ今の時間は1時15分。
『何かあったのかな…』
その日は結局友達はいつまで経っても来ませんでした。
次の日。
「ごめんねぇAちゃん！昨日急に用事ができて行けなくなっちゃったの!!」
「ウチも！」
「あたしも!!」
『…ううん、平気だよ。また違う日遊ぼうね!!』
「うん!!」
・・・・・
「ぷっ…あはは!!
チョロすぎんだろ、アイツ!!」
「ちょっと友達ヅラしただけであんなにすぐ信じちゃうとはねー、将来が不安だわｗｗｗ」
「ねぇ、次はどうし…ってあれ？
カルマ君じゃない？」
「しかも一緒にいるのあの女じゃん。どゆこと？」
「…へぇ？」
・・・・・
『………』ｷﾞｭｯ
女の子は体育館の隅のスペースに一人、体育座りしていました｡
『…おかしいよ、なんであんなに楽しみにしてたのに来なかったの？おかしいじゃん。
私、なんかしちゃったのかなぁ…』
女の子はあの時の事を思い出すだけで涙が出てきました。
待ち合わせは駅前で人通りが多く、女の子はあまり人の目が好きではありませんでした｡
そんなところで一人ポツンと立っていれば、自然と目立ちます。
自分に集中する、じろじろと突き刺すような視線。
まるで自分という存在を否定されたかのような感覚に陥り、女の子は身体中の汗が噴き出し、震えが止まりませんでした。
『もう…あんな思いをするのは嫌…!!』
ここは学校だとわかっているのに、涙が止まらなくて女の子はもっと悲しくなりました。
そんな時です。
業「…あれ、こんな所で何してんの？」
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茉莉(プロフ) - 1か月位最新してないみたいですがなんかあったんですか??!!早く続き見たいです!!すっごく面白いです!!頑張ってください(*><) (2015年7月31日 21時) (
レス) id: 34e1466cee (このIDを非表示/違反報告)
赤名(プロフ) - こんばんは！すごく面白かったです！！続きが早く読みたいです。更新頑張ってください！！ (2015年6月22日 23時) (レス) id: 3de8c093e5 (このIDを非表示/違反報告)
mai59127(プロフ) - こんばんは！初コメです！めっちゃおもろいです更新頑張ってください応援してます（≧∇≦） (2015年6月22日 0時) (レス) id: 0c49f8b156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋煮オレ | 作成日時：2015年6月16日 21時
