＊笑顔を忘れた女の子の話 3＊ ページ36
『…ふぅ』
女の子は溜め息をつきながら教室に戻りました。
女の子は、他の子と友達になりたいのに中々勇気が出せない自分が嫌でした。
『…カルマ以外にも友達…ほしいな』ﾎﾞｿｯ
「Aちゃん!!」
『…？』ｷｮﾛｷｮﾛ
「やだなぁー、君だってばｗｗｗ
そんなところでどうしたの？」
『…ううん、何でも…ないよ』
「そんなに怯えなくても大丈夫だよ。ウチらAちゃんと友達になりたくって!!」
『…!!』
“友達”。
それは女の子が一番欲しい物でした。
誕生日プレゼントにおもちゃや可愛い洋服が手に入っても、友達だけは出来なかった女の子。
『…うん!!
“友達”、なろう!!』
女の子は今までで一番嬉しそうに笑いました。
はじめての友達とは一緒に公園で遊んだり、教室でお喋りしたり、
その時の女の子はとても嬉しそうでした。
業「なんか最近のA、すごい楽しそうだね」
『えへへ〜、実は私はじめての友達が出来たんだ!!////』
業母「まぁ、良かったじゃないの!!昔からAちゃんは人見知りだったからねぇ〜」
業父「久しぶりに家族全員揃ったし、今日はお祝いだなｗ」
『もうっ、大げさだよお父さん!!ｗ』
業「…ねぇ、その友達ってどんなカンジなの？」
『んーとね、温かくて、優しくて…カルマと一緒にいるのも楽しいけど、友達と一緒にいるのも楽しい!!
なんかね、カルマと一緒じゃ気づかないような事を教えてくれるの』
業「…ふーん」
業母「あら、カルマフラれちゃったわね♪」
業父「残念だったなぁ、Aちゃんは可愛いから頑張んないと振り向いてもらえないぞー？」
業「ちょっと、やめてくんない？」
『あははっ！』
ところが、
そんな幸せも
長くは続かなかったのです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茉莉(プロフ) - 1か月位最新してないみたいですがなんかあったんですか??!!早く続き見たいです!!すっごく面白いです!!頑張ってください(*><) (2015年7月31日 21時) (
レス) id: 34e1466cee (このIDを非表示/違反報告)
赤名(プロフ) - こんばんは！すごく面白かったです！！続きが早く読みたいです。更新頑張ってください！！ (2015年6月22日 23時) (レス) id: 3de8c093e5 (このIDを非表示/違反報告)
mai59127(プロフ) - こんばんは！初コメです！めっちゃおもろいです更新頑張ってください応援してます（≧∇≦） (2015年6月22日 0時) (レス) id: 0c49f8b156 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：芋煮オレ | 作成日時：2015年6月16日 21時
