第25話 ページ30
授業はつつがなく進む。
私はさっきからの皆の態度に少し戸惑っていた。
他の人から言わせれば、別に何て事のない、普通の日常かもしれない。
私は小さい頃から“友達”という物に恵まれなかった。
友達というかずっと一緒にいたのはカルマだけだったし、渚君は一年生の時に同じクラスになって、それからカルマを通して話すようになってからやっと友達と呼べる関係になった。
今も少し緊張するけれど。
殺「───…ではこの問題を栗田さん、解いてみてください!!」
『…え』
まさか当てられるなんて…私は渋々席を立つ。
ガタッ
一歩踏みしめる度に皆の視線が私に集中していくのがわかる。
じわじわと、体中の熱が顔に集中し、汗が吹き出す。
チョークを持つ手が震える。
…私は一体何に怯えているのだろうか。
殺「…栗田さん？」
昨日は普通に喋っていたくせに。
あぁでもそれはカルマ関係だからか。
私って、なんて臆病なんだろう。
いつまでも昔の事に縛られて。いくらトラウマでも流石に立ち直らなきゃいけないのに…
ヤバイ、
早く、解かなきゃ…
別にわからない問題じゃない。むしろ私にとっては簡単過ぎるくらいだ。
なの、に…
これ以上皆に…迷惑、かけるわけには…
ドサッ
殺「栗田さん!?」
突如、私はとてつもない目眩に襲われて、
倒れてしまった。
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茉莉(プロフ) - 1か月位最新してないみたいですがなんかあったんですか??!!早く続き見たいです!!すっごく面白いです!!頑張ってください(*><) (2015年7月31日 21時) (
レス) id: 34e1466cee (このIDを非表示/違反報告)
赤名(プロフ) - こんばんは！すごく面白かったです！！続きが早く読みたいです。更新頑張ってください！！ (2015年6月22日 23時) (レス) id: 3de8c093e5 (このIDを非表示/違反報告)
mai59127(プロフ) - こんばんは！初コメです！めっちゃおもろいです更新頑張ってください応援してます（≧∇≦） (2015年6月22日 0時) (レス) id: 0c49f8b156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋煮オレ | 作成日時：2015年6月16日 21時
