【刀剣乱舞】安寧少女と灰刀【ブラック本丸】

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＊刀剣男士サイド＊

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清光「あ〜〜っ！！！！ムカつく！！」

堀川「一体どうしたの？またなんかあった？」



風呂場で清光の声が響き渡る。




清光「あいつが…！また余計なことしてくんだよ、誉のご褒美〜とか言ってマニキュア渡してきてさ。下心満載かっての！！」



清光の声を聞きながら池に沈んでいたのはマニキュアだと小夜は悟った。




乱「で？受け取ったの？」

清光「まさか。投げ捨ててやったよ。」

乱「勿体無いなー捨てるなら欲しかったのに。ね、次郎さん。」

次郎「確かにね。」

一期「こら乱。湯に浸かる前に髪の毛を結びなさい。」



風呂の時間は皆でずらして入っているが大浴場と外には大きな露天風呂があるので大人数でも入れる。
爺さん連中などは風呂桶に酒瓶を入れ呑気に盃を交わしている。




清光がやってられないとばかりに風呂の湯を波立たせて頭を洗うため風呂を出た。



和泉守「……やっぱまだ消えねぇなぁ。」

一期「………。」

清光「2人とも擦りすぎだってば。まあ気持ちはわかるけど。」



刀剣達の何人かは皮が赤くなるほど首回りを重点的に洗う。


その首元にはどれもキスマークが残っていた。


清光「一層の事ここに刀で傷つけて手入れしてもらったほうがいいのかなあ。」

鶴丸「いや、死ぬだろ。」


明石「あら、蛍丸。それどないしはったん？」

蛍丸「あの人が買ってくれたよ。」



蛍丸がつけているのはシャンプーハットだった。


五虎退「いいなぁ…。いちにぃ、僕もあれ欲しいです。」

一期「…うーん、お金がないからね、蛍丸くん、終わったら貸していただけませんかな？」

蛍丸「いいよー。仲良く使えって言ってたし。」

明石「なんや、随分仲良うなっとるなぁ。」

蛍丸「…べっつにー。使えるものは使え、でしょ？三日月さん。」

三日月「はっはっは、よきかなよきかな。」



三日月は完全に酔っ払っているようだ。


素直になりきれない刀剣達は、未だ葛藤の最中にある。




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