【イナGO】こんばんは。ヤンデレです。【狩屋マサキ】５

九十二本目　曖昧って言う狂気。狩屋視点 ページ9

影山くんのお見舞いに来た。

「階段から落っこちた」って言うけど、全然元気そうだ。

でも、頭には包帯が巻いてあって、痛々しい。

今日から１ヶ月位はサッカーが出来ないんだと。

医師の人からそう言われて、少し寂しそうにした輝くん。

…そんなにサッカーが好きなのかよ…

フッとそう思った。

先輩が退室した。優一さんに挨拶に行くって。

今、影山くんの両親はいない。

さっと、首元に包丁を押し当てる。

影山「か…狩屋…く…ん？」

狩屋「喋らない方が良いよ。ずれたら切れちゃうから。」

影山くんの首の、少し切れた所から血が垂れる。

狩屋「ほら。」

影山「ぁ…あぁ…ぅ…」

変な呻き声をあげて、影山くんが泣き出す。

…と言っても声をあまり出さずに、涙を流すだけであるが。

ぽた、ぽたと涙が手に当たる。

冷たい。

影山「ぅ…ひぐっ…あ…」

もっと包丁が喰い込んでいく。

影山くんは小さく震えて、血が流れていくのを見ている。

狩屋「A先輩と、楽しそうに話さないで。」

包丁をどけてあげる。

影山「はぁ…んっ…はぁ…」

呼吸が乱れる影山くん。

俺は、包丁に付いた血を拭って、そっと病室を後にした。

九十三本目　お茶菓子って言う狂気。→←九十一本目　迂闊って言う狂気。影山視点

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す