【イナGO】こんばんは。ヤンデレです。【狩屋マサキ】５

百一本目　謝罪って言う狂気。 ページ19

その後、私は病院へお見舞いに行った。

小さな赤い花と、メッセージカードを持って。

そして、看護婦の人に頼む。

あ「これ、最近入院した吉良さんに…渡してください。」

冬花「…自分で渡さなくて良いんですか？」

あ「大丈夫です…じゃ。」

そう言って、そそくさと帰った。

＿＿＿＿＿＿＿次の日

学校では、吉良社長が刺された話で持ちきりだった。

新聞を持った男子生徒が、友達を招集し、記事を見ながら犯人当てをする。

私には、その情景が当たり前と化している。

だが、犯人が私、となると別事情だ。

「警察によると…これは吉良ヒロト氏に嫉妬してたから犯行に及んだってさ。」

「使われたのは鋭利な刃物…」

違う。嫉妬はしていない。

鋭利な刃物…と言っても、包丁だ。

「吉良ヒロトさんの近辺の人が犯人だって…」

女子生徒が詳しい話をしようとした時。

教室のドアが突然開き、衝撃の言葉が発せられた。

「その話で、一年の狩屋マサキが事情聴取受けてるって！」

百二本目　事情って言う狂気。狩屋視点→←百本目　奇想天外って言う狂気。

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