#成長途中のビッグ・マウス−010− ページ30
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「皆さがれ！！！！」
「さっきやられてた……敵！？」
ブラドさんの機転と飯田の指示で、怪我人は出ていないみたい。……待って、さっきやられてたって、どういう……ゾンビとかは嫌なんだけど。
「あの、私、ゾンビとかはちょっと、……って、」
ゾンビ、もとい敵を捉えると、そこには見覚えのある人がいた。
期末テストの次の日、敵連合のアジトで会った……、「セクハラ敵……！」
おっと、ボソッと口に出しちゃった。幸い、皆には聞こえてないみたいで良かった。
「あー…………？」
やば、本人に聞こえてたらしい。
ねっとりとした視線が向けられ、思わず嫌な顔をすると、「お前か」と鼻で笑われた。
「遅いわ！ こんな所にまで 考え無しのガン攻めか、随分なめてくれる！！」
ゆら、とまた敵が青い炎を出そうとしたところで、ブラドさんが壁に敵を押しつけ、�狒犒讚瓩慮沈�によって制圧する。……やっぱりセクハラとかすべきじゃないよね。
「そりゃあ舐めるだろ、思った通りの言動だ……後手に回った時点で、おまえら負けてんだよ」
また『舐める』とか……この人サラリーマンだったら、絶対セクハラで訴えられてるよ、敵で良かったね、いや良くないけど。
待って、そんなことよりも。
「……勝己を、どうするつもりですか」
せっかくここまで来てるなら、情報が欲しい。
「ヒーロー育成の最高峰・雄英と、平和の象徴・オールマイト……ヒーロー社会において、最も信頼の高い２つが集まった」
小馬鹿にしたような顔で語り出す。けど、話が遠回りすぎない……？
話を聞いていても、核心に触れるような気配はまったくない、と、その時、
「無駄だブラド」
「抹消ヒーロー相澤先生！」
敵の頭を跳び蹴りし、そのままボッコボコにし始めたのは、相澤さんだった。
私は、そんな様子を呆然と見ていた小さな影、……洸汰くんの姿に気づく。
「洸汰くん！ 良かった、ちゃんと保護してもらえてたんだね」
「なんだ神立、……その手、お前も緑谷と一緒か」
「ま、まあ、それは置いといて！ 相澤さん、戦いに行くんですよね？ だったら私も、」
「ダメだ」
ボコボコにされた敵はドロドロになってた。いや、ボコボコにしすぎたんじゃなくて、偽物だったってだけね。
「情報量じゃ依然、圧倒的に負けてんだ」
「俺たちは とりあえず、全員 無事でいることが勝利条件だ」
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Minthia(プロフ) - 薔薇さん» はじめまして、コメントありがとうございます。そう言って頂けて凄く光栄です＊ 私もニヤニヤしながら書いてます（笑） 少し重い展開になるかもしれませんが、ぜひ見守って下さい……！ これからもよろしくお願い致します！ (2020年5月5日 16時) (
レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
薔薇(プロフ) - 初コメ失礼します。ここまで一気に読んでしまいました…！凄く面白くて、一人でニヤニヤしながら読みふけってしまいましたw執筆活動、頑張ってください！！これからも応援してます！！！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: 917336ebd6 (このIDを非表示/違反報告)
Minthia(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます！ 感想に加えて温かいお言葉まで……本当に嬉しいです(*^-^*) ぜひニヤニヤしてください、私も書きながらニヤニヤしてます（笑） これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月7日 10時) (レス) id: 5be8dd8b2f (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - すごく面白いです！続き楽しみです！作者さんのペースで頑張ってください！ニヤニヤしながら読ませていただきます……(。-∀-)すいません(笑)応援してます！ (2020年4月6日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Minthia | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kariya652/
作成日時：2020年3月27日 17時
