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3コール目でロケマサは出た。
寝てたって感じの声ではなく、もしかしたら編集中だったのかも。
だとしたら申し訳ない。
｢ロケマサ、今から行っていい？チューハイ｣
｢あぇ、今からっすか？全然おっけーですけど…ヒカルさん家にいるんじゃないんすか？｣
｢うん、けどもう済んだから｣
数秒の沈黙が流れる。
｢じゃあ俺がヒカルさん家まで迎え行きますよ！女の子こんな時間に歩いたら危ないっすからね｣
｢え、ごめんねわざわざ｣
｢大丈夫っす！すぐ行きますんで待ってて下さい｣
通話は切れた。
わざわざ迎えに来てくれるとは思ってなかった。
普段全然女扱いしないのに、ちょっとギャップ。
ヒカルの部屋から出て、とりあえずバッグを持つ。
何も反応がないからそのまま出るのも躊躇われたけど言う言葉なんて更に分からなくて、お疲れ様とだけ残した。
エレベーターでぐんぐん地上へ降りる。
脳裏に浮かぶのは、しゅんとしたヒカルの表情だけ。
少しだけ胸が痛んだけど、あの人があたしにそんな感情を持つなんて到底信じられず結局は胸の痛みを押し殺した。
明日からの仕事…どんな顔してればいいんだろ。
あの人にとってのハグとかって、多分愛とかじゃないと思うんだよ。
そんな感情のとこで満足するんじゃなくて…
もっとどろどろの欲の塊。
ただ触れたいという欲求だけ。
あたしとは求めてる物が違うから。
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яeu(プロフ) - セティさん» ありがとうございます。ものすごくモチベーションになりますm(_ _)m 頑張りますね！ (2021年3月29日 21時) (
レス) id: c91b141c55 (このIDを非表示/違反報告)
セティ(プロフ) - はじめまして。続き楽しみにしていますので、無理なく更新していただけたら嬉しいです。 (2021年3月29日 15時) (レス) id: 1fbb8090be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：яeu | 作成日時：2021年3月9日 21時
