2 ページ2
.
「そう、じゃあタメ口でお願い。あと俺中村海人。〇〇高校です、男子校」
『う、ん。わかった。そうなんだ、私高校あんまりわかんないんだけど、どの辺?』
「結構ここから近いよ。家もそんな遠くない。」
『そっか。…あ、私も名前いうの忘れてた。AAです。宮近、じゃないよ?』
「ねえもう許して?」
『最初から怒ってないよ〜あと学校は共学で、高校詳しくないのは中学から入ったから高校受験してなくて。△△ってとこ。』
「共学かー、あ、もう駅だけど、どっち?」
『あ、あっちです。中村くんは?』
「俺こっち。じゃあ、お別れだね、あ!連絡先交換しない?楽しかったから」
ほぼ初対面で連絡先交換…男子校の人って女子とあんまり話したことないと思ってたんだけどな…
まあ確かにここで別れたらこのまま会わなくなりそうだし、交換しとくか。渋るものでもない。
『…あーいいよ。LINEでいい?』
「ん、QRだしとくね。」
『おっけー、…まって、なんかスマホ固まっちゃった!あれ、』
「…可愛いね」
『え?いや』
「焦ってんのかわいい」
共学の私より絶対慣れてる。私が男子と話さなすぎるのかも。
『急…あ、なおった。待たせちゃってごめんね、できたよ?』
「本気だよ?」
『中村くんモテそうだし…あとマスク越しでだから期待と違ったらやだなあ』
「残念ながら男子校なんでね。マスク越しでも俺には見える!うん!」
『あやしいな〜』
「いつか顔観れるの楽しみにしてるから」
『遠そうだけどね、私もしときます。』
「じゃ、そろそろ帰るか、ばいばい!気をつけろよー」
『中村くんも、ありがとう。ばいばい』
116人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カ リ ン | 作成日時:2021年3月10日 11時