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気のせい ページ46

急いで生徒玄関に着けばロッカーにもたれかかって携帯を見つめている彪馬が居た。

「ごめん、待たせた?」

ひ「いや、そんなに待ってないよ」

「そか、良かった。」

ひ「早く行こーぜ」

「うん!」

ロッカーから靴を取り出している時にまたもや携帯に表示される通知…

誰だろう?

和哉今日、レッスン来る?

和哉からだ!

Aうん!行くよ!
和哉わかった。

和哉からなんて珍しい…
何かあったのかな?
もしかして本当に風邪移っちゃったかなっ?
どうしよう…

ひ「なにしてんの?早く行くよ〜!」

「あ、うん!」

ひ「てかさ〜採寸したの田原さんだったんだけど笑」

「え?!まじで?笑」

ひ「まじ笑 なんか意味も無く怒られた笑」

「なんて?」

ひ「細ぇーからもっと体鍛えろってさ笑」

「えぇ笑 いいじゃんスタイル良くて」

ひ「藍の方が細ぇーのに、ほら!」


急に手首を掴まれて腕まくりされる


心臓がうるさい…この胸の鼓動は急に来たから。
絶対にそうだ。

ひ「細っせぇー笑 女子みたいだよなぁ〜」

「っ!」

さっきまでうるさかった心臓が更にうるさい…
これはきっと女子ってバレそうで怖いから。

そう。この気持ちに私は気付いてはいけない。
ご、誤魔化さなきゃいけないんだ!

「う、うっさい!女子じゃねーよ」

そのあと嬉しそうでどこか引っ掛るような笑い方をする彪馬の横顔をただ見るしかなかった。


これが全て気のせいだったらいいのに。

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チョコレート - このお話、面白いのでお気に入りです!続きが気になる〜! (2018年11月12日 5時) (レス) id: 5b4384cda6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トムヤムクン | 作成日時:2018年11月9日 0時

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