常連さん（続編） (ページ3)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:11,776 hit

3, ページ3

約束の土曜日
どういう服を着てけば良いのか分からず朝から洋服選びでハチャメチャ…

メイクもしてない！！
時計を見ればもう7:30を指している

うわぁヤバいって洸希が8時に家の近くまで来てくれるのにまだなんも支度終わってないよ！

そんな部屋が散乱まじかの中携帯が鳴る。

『え、ちょっ、、携帯どこ～』

洋服で埋もれたベットを漁り、携帯を見つけ出すがもう既に遅し…

着信履歴には洸希の文字が…
折り返し電話をかければ眠そうな声が聞こえる。

洸希｢おはよ｣

『おはよ！！』

洸希｢今家の前居るから準備出来たら行くぞー｣

『ちょ、ちょ、ちょっっと、待ってて欲しいかなぁ…』

洸希｢あはは！おけ待ってる笑｣

『ごめんねすぐ行く！』

洸希を外で待たせてるからもう仕方なく足元にあった洋服を取りすぐに着替えメイクもファンデとチークとリップだけ応急処置で終え家を出た

『ごめんお待たせ！』

洸希｢まぁー予定時間通りだからいいんじゃね？笑｣

『ほんと！？やった！』

洸希｢よし、行くぞー｣

『はぁーい！』

んって差し出された手を恥ずかしながらも掴み隣を歩く。目の前にある影は大小有るけどきちんと並んでる。

そんな影を見つめてたら隣から聞こえる声…

洸希｢あーのさ、、午後のデートさどこ行きたいとかある？？｣

隣を見れば頬を指で少しかきながら、恥ずかしいのか頬がほんのりと赤くなっている…
心の中で可愛いななんて思いながらもっと照れた顔を見てみたいと思い意地悪をした

『洸希とならどこでも笑』

一瞬止まったように見えたが、私の手を引っ張り早歩きになる洸希。

｢そういうのずるいから…//｣

後ろから見ると耳が赤いのが分かる…
隣から覗き込んで見たいけど早歩きの洸希には追いつかなくて、でもそんな早歩きの洸希も私が着いていける速さで歩いてくれて…

全部が全部好きだなぁって実感させられる

洸希｢やばっ、このまま行くと電車間に合わないかもなぁ｣

『え！嘘っ！？』

洸希｢ほんと笑後5分｣

『ちょっ、やばいじゃん？！？！！』

洸希｢走るぞ！｣

私より足が早いはずの洸希は私に合わせてくれて、走りながらも気を使ってくれる。
やっぱ好きだなぁって…