仮の姿と｡[wrwrd]〈gr〉 (ページ5)

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偽り3 ページ5

｢あっはははははｯ!｣

銃で敵の頭をぶち抜く｡
飛び散る血は､私の大好きな色｡

自分の軍服には敵の鮮血が大量についていた｡

｢汚れたぁ～｣

でも､そんな事は気にしない｡
手は止めない

人をｺﾛしてる時は､少しだけ自分を忘れられるの

ーいつかこんな風に自分も誰かがｺﾛしてくれたらー

そんな事を考えてしまう｡

｢戦争屋の兵士って､意外と雑魚ばっかwww｣

全然余裕｡
こんなのが恐れられてるなんて､みんな弱いなぁ…

その時

[ﾁｯｽﾁｯｽ!]
[ちょ､なに､うわ?!]

｢っ?!美華!!!どうしたの?!ねぇ!!!｣
聞こえるのはノイズ音だけ｡
しばらくして､敵か味方か分からずの
雄叫びと悲鳴が聞こえてきた

｢美華っ…助けに行かなきゃ！｣

?｢させませんよ｡｣

｢っ…?!｣

ガｯ､

鈍い音｡
後頭部への激しい痛み

私の意識は､徐々に薄れていった｡

そんな中で見たのは紫のヘルメットをかぶった男｡

そして
[もう､こちらの勝利だ｡]

勝利を宣言した､低い男の声だった。