仮の姿と｡[wrwrd]〈gr〉 (ページ4)

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偽り2 ページ4

｢だぁぁぁ…めんどくさい｣

普段着から軍服に着替える
体のラインがわかるぴったりとした軍服は､普段楽な服を着ている私にとってはすこし気持ち悪い

｢動きたくないよぉ…｣

必要最低限の行動しかしない私にとって､戦争は憂鬱なものだった
ま､誰でも戦争は嫌だろうけど…

でも､今回の相手の我々国の幹部の奴らは戦争屋と言われるほど､戦争が好きだと聞いたことがある｡

｢変わったヤツらと戦うのなぁ…｣

うちの国は､なかなかやばいことを裏でコソコソとやっているため､どこが接点になり､何が火種を付けたのか､心当たりがありすぎて月一のペースで戦争が起こっている

｢…髪の毛邪魔やな｣

春になった頃､魁のショートカットに憧れて切った髪は､すぐに伸びてしまい､セミロングになっていた｡

髪を結い､銃弾を補充し､部屋から出た｡

｢お待たせ～｣

魁｢遅い｣

｢ごめんて～｣

美｢どうせめんどくさいとか言ってダラダラしてたんでしょ｣

｢なぜバレたし｣

魁｢…帰ったらスイーツ食害な…｣

｢ごめんなさい頑張るから許して｣

他愛ない話をしながら兵士の集まる広場へ向かい､我々国向かう｡

｢おうち帰りたい…｣

美｢私も…｣

魁｢私もじゃぼげぇ…｣

はぁ…とため息をひとつ付き､我々国へと足を進める

胸元のポケットには､しっかりとひとつ､
マカロンが入っている