告白 ページ8
Aside
サラからの了承ももらえて、やっと心置き無くシェアハウスができると思った時
ケイジ「そういえば、さっきから気になってはいたんだけど…」
『？』
ケイジ「Aちゃんは一人暮らしなのかな？」
…そうだ
私が一人暮らしをしていることは、学校の先生と、クラスの人くらいしか知らない
確かに、この歳で普通の女子高生が一人暮らしなんて中々ある事じゃない
ケイジはさんは私に両親がいることを前提として話していてから、疑問に思うのも無理はない
『…はい、私は一人暮らしをしています』
ここは正直に言う以外、選択肢はないだろう
ケイジ「…理由、聞いてもいいかな」
『…私、小さい頃に両親が他界してて…唯一家族と言える人も居たんですけど…その時は…まぁ、不仲で…』
『でもちゃんと生活費を送ってくれるので、今はなんとか生活できてるって感じですね』
『両親が他界した理由は…言いたくありません。』
本当は、見ず知らずの人にこんな事…言いたくないんだけど…
これから一緒に暮らす人だし、話しておいた方がいいよね。
ケイジ「…そっか…」
私が長々と話している間、3人は黙って私の話を聞いてくれた
ジョーとサラにはもっと詳しいことを話した方がいいんだろうけど…
やっぱり、こういうことを話すのにまだ自身がない
暗い雰囲気の中、場の空気を変えようと顔を上げた時だった
ケイジさんの手が、私の頭を撫でた
『！！』
ケイジ「…辛いのに、話してくれてありがとう。Aちゃんは優しいね」
なんでもない、ただの感謝なのだろうその言葉が、何故だかその時、フッ…と、心を少し軽くしてくれた…気がした
『…ありがとうございます、ケイジさん』
私がお礼を口にすれば、ケイジさんは少し頬を緩めた後、「じゃあ、俺はそろそろ自分の部屋に戻ろうかな」と言って、さっさと行ってしまった
『……』
驚いた
男の人に頭を撫でられたのは、生まれて初めてだったから
そう驚く私に、ジョーが小さく
ジョー「…A」
と私の名前を呼んだ
振り向くと、ジョーはエプロンを身につけ、いたずらっ子のような笑みを浮かべて、「今から飯作るからよ、一緒に作ろうぜ？」と提案してきた。
まるで調理実習の様なその姿に笑いが込み上げてくる…
だけど折角のお誘いだし！
『…よっし！！やるからには張り切って作るぞぉ〜！』
やらないわけには行かないでしょ！！
あ、勿論サラも一緒にね☆
終わり
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ひなり(プロフ) - 感動をありがとうございました!いつもこの作品を見に来てます!!新作も楽しみに待ってます!!! (2020年1月8日 11時) (
レス) id: 502d28f45e (このIDを非表示/違反報告)
カナ霆(プロフ) - こよみさん» ナオさんは今頑張って立ち向かってますよね(´；ω；`) 安心してください！！ここは全員生存している世界です！！ ナオさん頑張ってるので先生とイチャイチャタイム作ってあげるつもりです(´；ω；`) (2018年8月21日 21時) (レス) id: 63ee96b67e (このIDを非表示/違反報告)
こよみ - 思い出すなっ！ナオさんだってがんばってるんだから！ (2018年8月21日 20時) (レス) id: ac88fdb633 (このIDを非表示/違反報告)
カナ霆(プロフ) - フリスクさん» 三島先生…いい人…(´；ω；`) うぐぅっ…！目から汗がっ！！ (2018年8月20日 10時) (レス) id: 63ee96b67e (このIDを非表示/違反報告)
フリスク(プロフ) - 三島？三島先生…うっ…頭がぁ…っ！ (2018年8月19日 18時) (レス) id: edd13e8249 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナ霆 | 作成日時：2018年3月27日 22時
