事件解決 ページ8
A……
A…………！
[Aっ！]
『……イライ？』
[あ、良かった…]
目が覚めると私は何故か廊下の柱に寄っ掛かって寝ていた
……
花びらを見つけて…
亀裂で明瞭さんを…
『め、明瞭さんは…！？』
[彼は今医務室に運ばれて手当てをされている]
お手柄だねと薄く笑うイライ
そっか…解決できたのか
特に目立つ傷も無かったため私達は王様に挨拶をし家へと帰った
…………
少し薄暗くなってしまった町を歩く
ふと視界に入った自宅のポスト
また手紙が…
私はイライと一緒に手紙をあけた
-----
ハイケイ
タンテイジムショサマヘ
サイキンゲンインフメイノボウソウヲジュウジンタチガオコシテイマス
ドウカオチカラヲカシテクダサイ
シロウサギ
----
『また依頼だね…』
[この文字の書き方…
恐らく獣人のエリアからの依頼だね]
『じゅ、獣人？！獣人ってあの…猫耳とか猫尻尾とかが生えてる人達の事だよね？！』
[うーん…五割合ってて五割間違ってるかな(?)]
手紙をしまい家の中へ入るとイライは一冊の図鑑のように分厚い本をもってきた
[獣人と言うのは
人の体に獣の特徴を持つ者達の事でね
あ、ほらこの写真に写ってる人]
そう言いイライが指差したのは熊の獣人らしく
私の言った猫耳猫尻尾は生えていないが確かに熊の様な耳を持つ女の子だった
これが獣人……
[獣人って言うことは明日【
イライは寝る支度をしながらそう呟く
この夜獣人を見るのが楽しみで私が良く寝れなかったのは言うまでもないよね…？
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作者名：かりんとう(≧▽≦) | 作成日時：2020年8月20日 16時
