To the world of the magic [ﾊﾘｰﾎﾟｯﾀｰ×identityV] (ページ4)

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準備をページ4

走っていくと机に座り縫い物をする二人の姿を捉えた

『マーサ！ナワーブ！』

私が大声で二人を呼ぶと驚いたようにこちらを見た

[ん、何だ]

[どうしたのA…？またあいつに何かされたの？]

『今日は違うの……これを見て！』

私は二人に古びた手紙を見せた

じっと手紙を読んだ後
ナワーブはおもむろに立ち上がった
ビクッと肩を揺らすとマーサと私を引き寄せ小声で言った

[…これはこの家から逃げられるチャンスだ]

ナワーブはそうひっそりといった
それにマーサも頷く

[そうね…！]

[今日は七月三十日だ…と言うことは明日この手紙の返事を書けばオレ達は…その……]

『ホグワーツ』

[そう、それだ。そうすればこの家からおさらばできる]

ナワーブは手紙を持つとまた座り込んだ

[やることは二つだな…]

[ひとつはこのリストの教材を集めること]

『もうひとつは…バレないようにすること』

私達はお互いの顔を見てから部屋へと向かった