可笑しな瞳を持つ彼女[第五人格] (ページ6)

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可愛いからページ6

ハンター館から帰宅しイライさんと一緒に廊下を歩いていると前から麦わら帽子を被った女の子が小走りでやってきた

[やぁ、エマさん]

[こんにちはなのイライさん、今から夕食だから………貴女が新人さんなの！]

エマさんと呼ばれたその人は私を見ると宝物を見つけた子供のように目を輝かせてこちらをみた
私が反射的に顔をそらすとイライさんはエマさんの耳元で何かをいいエマさんは少し驚いた顔をすると私のてを握りながら

[ご、ごめんなさいなの…視線怖いのに…]

まるで捨てられた子犬のようにシュンとした
その姿に心を打たれた私はエマさんの手を握りながらなるべく目を合わせていった

『し、せん怖いけど…大丈夫、エマさんは……可愛いから(?)』

自分でも何をいっているのだろうと思っているとエマさんは少し顔を赤く染めながら照れたように

[あ、ありがとうなの///…エマとっても嬉しいなの！]

私を抱き締めながら言った
最初はあたふたしてしまったがエマさんの温もりを感じとり手をエマさん後ろに回し抱き締めあった

[……夕食じゃないのかい？]

[あっ！そうだったの、エマはまだ準備があるからイライさん達は先にいっててほしいの！]

エマさんはそう言うと廊下を全速力で駆けていった
私がそれを見送るとイライさんはまたゆっくりと歩き出した

[彼女、明るくて優しい良い方だからきっと仲良くなれるさ]

『そうですね…』

僕はほほえんだ後イライさんについて行った