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prologue ページ1
「おねがいだからあの事務所の人とだけは、恋愛しないでね。」
この業界に入った時にそう言われた。
当時は、
そんなことするわけない、
そんな面倒事こっちから願い下げだ、
なんて思ってたけど
今ではそんなの無理な話だと思う。
だって、たくさんのファンを虜にしているあの笑顔が目の前にあって、
それに加えて
キャラを作る人も多い中、テレビに映っているときと変わらない性格で
優しくて、気遣いもできる。
彼に恋に落ちるのに時間は掛からなかった。
この気持ちは伝えるべきでないことはわかってるけど、好きな人が近くにいるのに恋心を隠せるほど私は器用ではない。
だから、彼に私の想いを伝えることにしました。
ねぇ、丸山さん。
あなたのことが好きなんです。
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作者名：flower | 作成日時：2018年2月24日 16時
