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まるで、親が子供を見る時のような
とても温かくて優しい目で話す、すばる君。
亮と一緒にいれたら、確かに幸せになれるかもしれない。
だって、あの頃はどんなに辛いことがあっても
彼の笑顔を見るだけで幸せな気持ちになれたから。
.
.
でも、亮は?
彼にとって私は重荷にしかならない。
彼の為に何かしてあげることも出来ない。
「亮は、私といても幸せになんてなれない。」
渋「それは、お前が決めることちゃうやろ?
そんなん、亮にしかわからへんやん。」
「ううん、わかり切ってることだよ。
私の存在は、彼にとってマイナスにしかならない。」
渋「…それ、誰かに言われたんか。」
“君は彼にとってマイナスにしかならないんだよ”
“もし、このことがバレたら困るのは彼なんだよ?”
“彼を思うなら、早く別れなさい”
“このことは誰にも言わないように。
言ったら、彼の仕事が減ることになるよ”
「言われて、ない。」
渋「おいA、
正直に言え、誰が言ったんや。」
すばる君、それ以上追求しないで。
お願いだから、私の壊れかけたドアをこれ以上、
こじ開けようとしないで。
「だから、言われてないって。
あっ、たっちょん達帰ってきたよ!」
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知華(プロフ) - ミステリアスになってきましたね〜更新待ってます。 (2018年4月24日 14時) (レス) id: 954e424a96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:flower | 作成日時:2018年2月23日 22時