流星雨【佐野万次郎】

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毎日退屈で寂しいと思っていたのも1か月前のお話。
…意地悪だけど、優しい男の子が私のお友達になった。



たまたま棟が同じで部屋も隣の男の子。
学年は私の1個上の場地圭介。






場地
｢A！はよ帰ンぞ！ペヤング食いてえ！｣


A
｢待って！教科書入んないの！圭介助けて！｣


場地
｢俺のランドセルに入れろ！ったく何で置き勉しねェの？毎日重てェの持ってンのだるくね？｣


A
｢圭介は不真面目だもんね！私は真面目だもん。｣






あの日をきっかけにいつものピカピカ笑顔で
私のクラスまで迎えに来て、放課後は日が暮れるまで遊んだ。




ママ今日仕事でいないの、なんて話せば。



無言で圭介の家に連れてかれて涼子さんが優しく迎えてくれる。




あまりの温かさに泣いちゃったっけ。






A
｢圭介、今日の宿題出た？｣


場地
｢算数出たけどだりぃからやんねェ。｣


A
｢ちゃんとやりなよ！私の宿題も終わってないし一緒にやろう？｣


場地
｢じゃあ俺ん家でそれ一緒片付けてからマイキーんとこだな！｣






行こうぜ、と手を繋いで引っ張られる。
いつもこうやって引っ張られるのが嬉しかったりする。






A
「まいきー、？って誰？」


場地
「あ！？知らんっけ？紹介してやる！」
　
　
　
　
　
　
　

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