流星雨【佐野万次郎】

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A
「それ公式覚えないと無理ゲーだかんね。ていうかなんでこんなのが分かんなかったのよ。」


場地
「しゃーねえだろ、嫌いなんだよ勉強。」


A
「でももうダブって涼子さん悲しませられないじゃん。」


場地
「そっ、れはそうだけどよ！」


A
「まさか幼馴染と同じ学年なるなんて思わなかった、涼子さんもあんなに泣いて。」


場地
「だから明日絶対赤点は取らねえ。」






ていうか1年前に1回学んだでしょ？と思ったけども
それが分かれば義務教育でダブるなんてことありえないか…。




あの涼子さんが泣いてる姿を見るなんて思わなくて
うちのママも私も慌てて涙拭いてあげて



そこで正座してる圭介はずっと床見つめるだけ。






A
「範囲終わったし！ここからは私のターンだねえ。」


場地
「ハイハイお前はマイキーが大好きで、エマはドラケンが好き。ハイ終わり。」


A
「超適当！まあそうなんですけど！」


場地
「毎ッ回同じ話聞く俺の身にもなれや…！」


A
「違う！今日は違うの！」


場地
「帰る時頭撫でてくれたって？それも何回も聞いた。」


A
「え、そう！でも少し違うよ？今日はいつもより優しかった！」
　
　
　
　
　
　
　

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