流星雨【佐野万次郎】

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宿題なんかハナからやる気のない万次郎くんは
漫画を読んでケラケラ笑ってる。


ようやく夢が思いついた私は
小さくて弱々しい字で作文に文字を書く。






万次郎
｢夢見つかった？｣


A
｢ぁ、や！私の将来の夢は、としか書いてないよ！｣


万次郎
｢ふーん？つかもう22時じゃん！早く終わらせて寝ようぜ！｣






ようやく宿題をやろうとする万次郎くんの目を盗んで夢の続きを書く。



万次郎くんの夢に私もいて、ずっとずっと万次郎くんと過ごして。
おじいちゃんおばあちゃんになっても万次郎くんといて……。






万次郎
｢…それ俺ンことばっかじゃね？｣


A
｢わ！見るなー！｣


万次郎
｢仕方ねェじゃん、目に入ったんだもん。｣


A
｢万次郎くんの夢って何？｣


万次郎
｢俺の夢？ん〜最強？｣






無敵のマイキー様だもんな〜と呑気な万次郎くん。
その夢に私もいていいのかな、と不安になるけど万次郎くんなら何でも笑って許してくれる。






A
｢ずっと一緒にいてね。｣


万次郎
｢……お前、本当バカ！｣


A
｢はぁ！？バカにバカって言われたくない！｣


万次郎
｢うるせー(笑)｣






万次郎くんの耳は真っ赤に染まってて、微笑みながら私の頭を撫でた。






［将来の夢は万次郎くんの隣にずっといること！］
　
　
　
　
　
　
　

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