突然決まった就職 ページ2
父「そこに座りなさい、雪枝、A。」
父はソファの上で足を組み、顎でくいっと父の向かいのソファを指した。
私、Aと姉の雪枝はそれに従ってソファに座った。
いつもは優しく笑顔の父は今日は真剣な表情を見せていた。
雪枝「何の用？父さん。」
父「急な話なのだが、お前達の就職が決まった。」
2人「『…就職？』」
雪枝「どうしてこんな急に…」
父「すまないな。以前から考えてはいたんだが、言う暇が無くてな。」
雪枝「…そう。」
『…それで…私達は、どこへ…』
父「うむ。母さんとも話し合った結果、雪枝には私の後を継いでもらうことになった。」
雪枝「Aは？さっきの話だと、Aの就職も決まったみたいだけど？」
父「…Aには、審神者を任せようと思う。」
雪枝「さっ…！？」
『…さに、わ…？審神者って…お爺様が生前やっていた…』
父「そう、それだ。A。お前には、祖父の後を継ぎ、審神者になってもらいたい。」
『…はい、分かり「何考えてるの！？」…姉様…。』
雪枝「お爺様が亡くなった原因、忘れてないでしょうね。審神者をやったことからの過労なのよ！？何があるのか分からないのよ！？」
『…でも、私…お父様とお母様が考えて出してくれた結論だから…その…』
雪枝「A…。」
『…お父様、私、審神者…やります…。』
父「本当か！？」
雪枝「…本気なの？」
『…はい。』
雪枝「…Aがそう言うなら…私は何も言わないわ。でも、お爺様が過労で亡くなってるの。本当に、何があるのか分からないの。…決して、無理はしないと…約束して。」
『はい、姉様…。約束、します。』
一瞬、姉様の瞳が揺れた気がした。
…もう分かったと思うけれど…私達のお爺様は、生前、「審神者」という仕事をしていた。
確か…刀の付喪神が人間の身体を手に入れ…歴史を変えようとする、……ナントカと戦い…審神者はそれをサポートする…んだったと思う…。
…私の目には、お爺様はとても楽しそうに見えたけれど…
嘘、だったの…かな…。
私は、「また」、騙されたのかな。
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リンリン(プロフ) - 銀河さん» 遅くなりましたが、感想ありがとございます！これからも頑張って更新していきます！ (3月23日 12時) (
レス) id: f528c3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀河(プロフ) - 受験勉強お疲れ様です！続きがとても楽しみです！ (2018年1月21日 16時) (レス) id: 1c52cf51ca (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 凪花さん、感想ありがとうございます！楽しんでもらえて恐縮です…。更新は不定期ですけど、お付き合いください。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 280584da08 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 初めて読む刀剣乱舞小説がこんなに素晴らしいなんて…ますます沼にはまってしまいました。続き楽しみにしてます！ (2017年5月8日 6時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンリン | 作成日時：2017年4月3日 18時
