審神者の会 ページ15
私は一期一振。主殿に恋する健気(笑)な太刀でございます。
まだ日も昇り切らぬ頃、私は歌仙殿と畑当番をしていま
こん「おはようございます！」
一期「スァーーーッ！？」
ヒュンッ！！
＊＊＊＊＊
20分後
こん「い…いきなり抜刀はどうかと思いますよ一期様…」
一期「か…かたじけない…。気配が無かったものですから…。それで…何の御用で？」
こん「はい！審神者様に審神者の会に参加してもらおうと思いまして。」
一期「審神者の会…ですか？」
こん「その事を審神者様にお話したいので、起こしてもらってもよろしいですか？」
―――――
私は離の主殿の部屋を訪れた。
これでは起きてくださらないとは思うけど、一応襖の外から声をかける。
一期「主殿。どうかお目覚めくだされ。」
しーん…
…ですよね。
私は襖を開け、中に入った。
一期「主殿。…主殿、こんのすけ殿が来ております故、お目覚めくだされ。」
『ん…。…いち…ご…？』
一期「はい、一期一振にございます。」
『…こんのすけ…来てるんですか…』
一期「はい。」
『…直ぐに…着替えて…行きます…』
主殿は布団から出て、たんすを開けた。
『…あの…』
一期「？」
『…直ぐに…着替えて…行きますから…』
一期「？…ええ、分かっておりますよ？」
『……………のですが…』
主殿は寝巻きの袖で口元を隠して呟いた。
…聞き取れない。
一期「あの…もう一度お願い致します。」
すると、今度は顔を赤くして言った。
『…ですから…っ、…見られてるとっ…着替えが出来ないの…ですが…』
一期「……っ、あ！」
わっ、わわわ私は、何という事をっ！！
一期「失礼しましたっ！！」
パンッ！！(←襖を勢いよく閉める音)
一期「……。」
赤面した主殿…可愛かった…。
―――――
『審神者の会…ですか…』
こん「はい。月に一度、同じ地域の審神者が集まる会の事です。」
『…それは…いつです？』
こん「明日の正午…午の刻に、政府の者が迎えに参ります。審神者の方は、一振り同伴刀をつけなければならないのと、服装は巫女服でなければいけないという決まりがございます。」
『…分かりました…。わざわざ…ありがとうございます…』
こん「いえ！これも仕事ですから！それでは失礼します！」
ドロン！
『…巫女服の着方…乱に教わらなくては……』
主殿はそわそわと粟田口の部屋に向かった。
さて、私には１つ疑問があるのですが。
…主殿は誰を同伴させるおつもりなのですかな？
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リンリン(プロフ) - 銀河さん» 遅くなりましたが、感想ありがとございます！これからも頑張って更新していきます！ (3月23日 12時) (
レス) id: f528c3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀河(プロフ) - 受験勉強お疲れ様です！続きがとても楽しみです！ (2018年1月21日 16時) (レス) id: 1c52cf51ca (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 凪花さん、感想ありがとうございます！楽しんでもらえて恐縮です…。更新は不定期ですけど、お付き合いください。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 280584da08 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 初めて読む刀剣乱舞小説がこんなに素晴らしいなんて…ますます沼にはまってしまいました。続き楽しみにしてます！ (2017年5月8日 6時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンリン | 作成日時：2017年4月3日 18時
