【Free!】飛び込んで 溺れてみたのは 恋だった

04.あほらしい ページ5

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やっぱり、こいつは俺の思う通りになんてなっちゃくれねぇ。期待なんてぶっ壊される。俺が望むことは全てこいつが宗介に望むことだった。




｢いいんじゃね？誘えよ。｣



｢んー…。でも二人になったら何話せばいいの！？恥ずかしくて話せない！あんなハンサムな顔見れない！｣




俺には抱かないそんな悩みに、勝手に嫉妬して。勝手に凹んでる。


ほんと、あほらしい。




あほらしい。けれど、俺はそれほどこいつにゾッコンで。あほらしい程に愛してしまっているんだ。




｢うー！どうしよう凛〜！｣




｢お前、本気なんだろ？なら誘えよ。近づくチャンスじゃねぇか｣




｢…そうだよね。……んー…でも……｣





唸りながら悶々と考え続けるAにそんなに悩むなら俺と行こうなんて言えずに俺も考えるふりをする。




どうしたら、お前は振り返ってくれんのかな。





｢あ！！！分かった！！！｣




急に飛び上がり、パァッと明るい表情をする。
俺は、なんでこいつはこんなに可愛いんだ…！と心の中で悶える。






すると、いきなり俺の手を掴み。キラキラと目を光らせながらAはいきなり大爆弾を落とした。





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｢凛も行こうよ！3人で！夏祭り！！｣

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