ある日の体調不良 村瀬said ページ5
まずい。今日はすこぶる体調が悪い。朝測ったときは37.1℃で軽い頭痛だけだったので「大丈夫っしょ!」
と思っていた。バカか俺は。
今からアフレコ。メインキャストなので休むわけにもいかない。気合だ!
アフレコが終わると、すぐに後片付けをして帰る。
幸い今日の仕事はこれで終わりだ。ボーッとした状態で歩いていると、誰かに呼び止められた。既に声で判別も出来ない。
「村瀬さん!」
『ごめん、誰?』
梅「梅原です。熱ありますよね?送っていきます。」
『バレバレだったー?』
梅「バレてはないと思いますけど、ホント無理しないでください。」
『ありがとー』
家に着くと、ソファに寝かせてくれた。するとすぐに眠りについてしまう。
「あんまり心配させないでくださいよ。」
という拗ねたような響きの愚痴が聞こえたような気がした、、、。
目が覚めると、梅ちゃんは帰っていた。おでこの冷えピタや机のゼリーは梅ちゃんが買ってきてくれたのだろう。今度お礼しなきゃだな。
すっかり元気になったので今日のアフレコ現場に向かう。
『おはようございまーす』
と入ると界人君が拗ねた顔でこっちに向かってきた。
石川「村瀬さん!昨日大丈夫でしたか?梅原さんから聞きました。、、、頼るなら俺がよかったです。連絡してください!」
『ごめんごめん。心配してくれてありがとう。次から気をつけるよ〜』
石川「本気ですからね!」
俺はいい後輩をもったなあ。(人生の)
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作者名:くらーけん | 作成日時:2021年6月21日 6時