豪雨〜!村瀬said ページ3
『マジか!!』
翌日。梅ちゃんとご飯を食べて店を出た直後、、俺たちはゲリラ豪雨に見舞われていた。
タクシーだと料金がヤバい。終電も逃してしまいどうしたもんかと考えていると、あの梅ちゃんからこんな一言が出た。
梅「家すぐそこなんで、泊まっていきます?」
『人を家に入れるの嫌いじゃなかった?無理しないでいいよ』
梅「村瀬さんならいいです。宅飲みしましょ。」
その言い方ちょっと照れるな。流石イケメン(?)
ということで、梅ちゃん家で宅飲みが始まった。
『ちょっ、梅ちゃん飲みすぎじゃない!?』
梅「大丈夫ですよおー」
『いやいや!』
機嫌が良かったのか、ハイペースで飲んでいた梅ちゃん。顔がふにゃふにゃしている。レアだ。焦りつつ写真を撮ろうとすると
梅「村瀬さぁ〜ん」 ドサッ
、、、? 押し倒された!?なんで!?
とりあえず振りほどこうとするが、ビクともしない。
チュッ
『ひゃあっ』
手首に柔らかい感触が!
梅「もっと構ってください!いつも俺、めっちゃ寂しいんですからね。」
ゆっくり、梅ちゃんの顔が近づいてくる。もしかして! 心臓をバクバクさせていると、、、 ポフッ
寝た!
酔ってただけだよね、きっと、、、。
朝起きると梅ちゃんは何も覚えておらず、相変わらずの 塩対応だった。
『ありがとう!昨日はホント助かったよ〜』
梅「また来てもいいですよ」
『上から目線だな〜 笑 』
玄関を出て、ふと思う。あの時イヤって思わなかった俺はなんなんだ、、、。
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作者名:くらーけん | 作成日時:2021年6月21日 6時