探偵社の最年長はヨコハマを守る

〜人生万事塞翁が虎〜 ページ4

涙香side

最近、人食い虎の事での事件が多すぎる。
全く…此方(こなた)は忙しいのになァ

涙香｢太宰、虎探しの事だが……｣

太宰を呼んでも返事がない、これは……

涙香｢国木田｣
国木田｢はい｣

そう返事してから外へ向かった。
国木田も薄々気づいてたんだろう


それから時が飛びまして。

国木田が社に戻ってきたと思ったら
『十五番街の西倉庫に虎が出る、逃げられぬよう周囲を固めろ』
とか言うメモを太宰から預かってきた。

太宰は嘘を吐く奴では無い。また厄介者を連れて来たのか……

国木田｢どうしますか、黒岩さん。｣

涙香｢…非番の奴等を呼べ、私は先に行く。｣

国木田｢はい、了解しました｣

その返事を聞いてから十五街の西倉庫へと向かった。

付近に近ずき耳を澄ますと中から
ドシャーンやらガシャーンやら、色々聞こえてきた。
それがスッと止んだ、終わったのだろう
いつの間にか来てた国木田達と倉庫の中に入る

国木田｢おい太宰！｣

太宰｢ああ、遅かったね。虎は捕まえたよ｣

国木田｢！その小僧……｣

涙香｢国木田、知り合いか？｣

明らかに知っているような素振りだったから聞いてみた。すると案の定｢はい｣と言う声が返された。

与謝野｢なンだ、怪我人はなしかい？つまんないねェ｣
___与謝野晶子 異能力『君死給勿(きみしにたまうことなかれ)』

江戸川｢中々できるようになったじゃないか太宰。まあ僕には及ばないけどね！｣
___江戸川乱歩 異能力『超推理(ちょうすいり)』

賢治｢でも、そのヒトどうするんです？自覚はなかったわけでしょ？｣
___宮沢賢治 異能力『雨ニモマケズ』

国木田｢どうする太宰？一応、区の災害指定猛獣だぞ｣
___国木田独歩 異能力『独歩吟各(どっぽぎんかく)』

涙香｢また迷惑なものを拾ってきたな｣
___黒岩涙香 異能力『血の文字』

太宰｢うふふ、もう決めてる｣
___太宰治 異能力『人間失格』

太宰｢うちの社員にする｣




国木田｢はァァァァァァァァァア?!｣


涙香｢へぇ…｣


-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
グダグダですいません……

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