文豪たちの観察日記 三冊目 【文スト】

文豪の小さい頃のアルバムを二人で見た日。*ミカズチ様リク* ページ46

中島敦
「ごめんなさい…。此れしか無いんですよね…。」
彼が孤児院で撮った園児の集合写真でした。暗い闇のような瞳の幼い彼。
貴女は自分の生まれた境遇が如何に恵まれていたかひ身に染みました。



太宰治
「まあ、森さんが勝手に撮ってたのだよね。どう?可愛い?」
貴女が生意気そうね。と言うと辛辣！と言います。でも、可愛い。と笑う貴女。
彼はでしょ?と調子に乗ります。どうしてこうなるの?と言ってあげましょう。



江戸川乱歩
「中学生直前のまでは両親、中学生からは社長とばかり写ってるよ。」
本当だ。とニコニコしながら見る貴女。今と変化ないですね。と言います。
貴女があまりに嬉しそうなので、彼も上機嫌になります。



芥川龍之介
「あまり無いんだが…。これが齢16の僕だ。」
貴女と出会った頃の写真ですね。って、これ貴女とのツーショットじゃないですか！←
犯人は太宰さんですね。彼が貴女に片想いをしていた頃の写真ですね。可愛い。



中原中也
「姐さんがやたら写真撮ってよ…。お陰様でこんなにあるぜ。」
アルバムが七冊くらい山になっています。すげぇ…姐さん…！←
貴女が可愛いじゃん。素直じゃなさそうで。と言うと手前が言う?と返されます。



ドストエフスキー
「少ししかありませんが…。どうぞ。」
そっと出された一冊のアルバム。どれも彼一人しか写っていません。
両親の顔は分からずじまいでしたが、幼い彼もミステリアスで引きつけられましたね。



ゲスト

条野採菊
「あまり恥ずかしいので、じろじろ見ないで下さいよ?」
そう言われてもじっくり見てしまいますよね。泣いてる写真を見てニヤニヤ。
彼は貴女が喜ぶならと思い何も言いません。幼い彼もすごく可愛いですね。



末広鐵腸
「どうだ?幼い頃はこれでもやんちゃだった…。」
泥だらけの写真や虫取りしている写真。釣りで巨大な魚を釣った写真…。
いや、やんちゃの範疇を越えてますでしょ。これ。ワイルドすぎる…！←

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