文豪たちの観察日記 二冊目 【文スト】

文豪総選挙第三位*江戸川乱歩*　君にダウト。 ページ7

夢主は26歳。その他は普段の設定と同じです！



ポートマフィアという黒の世界にいて思う。
私にはこの上なく黒が似合うと。



樋「本堂さん、お疲れ様です。」


貴「…樋口。………ありがとう。」



樋「あの、探偵社に行かれるのですか?」

貴「ええ。彼と勝負してくる。ポートマフィアの参謀長が負ける訳にはいかないもの。」









探偵社内___
乱「あ、本堂ちゃん!!こっちこっち〜!!」

彼とはいつもダウトで勝負する。
しかし私たちはいつも引き分け。
つまり、永遠に終われないのだ。
いつも私達は乱歩の部屋で遊んでいる。
貴「___ダウト!!」

乱「ふふっ、本物だよ。」

貴「…わ、私は、まだ負けてない!!」

焦ったせいだろうか。声が変だった。



乱「ねぇ、一ついい?」

貴「何よ。質問?」

乱「君は好きな人いるの?」

貴「想い人はいないよ。興味無いから、そういうの。」



乱「僕との勝負には興味あるのに…?」

貴「えっ……?」
彼の突然の言葉に、思わず黙り込んだ。

貴「まあ、確かに、楽しいけど…。」

乱「僕ね、君のこと…好きだよ?」

貴「何でよ。私を騙そうったってそうはいかないから！」

貴「ダウト!!」

乱「ふふふ、残念。」

貴「…っ。」

すると彼は突然立ち上がって私の方に迫ってきた。

貴「な、何…?」









乱「君、僕に気があるくせに嘘ついたよね?」

貴「えっ、な、何を…!!」



壁に押し付けてきた。いわゆる壁ドンだ。



乱「君にダウト。」



彼には一生勝てないのだろうか…。否。



貴「絶対…負けないから…!!」

素直になれるまでまだかかりそうかな。

文豪総選挙第三位*フョードル・ドストエフスキー*　片想いの痛み→←第一回文豪総選挙結果発表!!　必読です！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す