54話 ページ6
白石「今日の放課後からいけ」
謙也「今日から？！」
白石「せや、モタモタしとると取られるで！」
朝の会話から昼休み。俺らはいつものように飯を食った後、屋上でそんな話をしていた
自分が親友だからなのか、妙に張り切っている白石の言動に驚きを隠せなかった
白石「ええか、この間クレープ屋に誘ったやろ？お前がいつまで経っても送信ボタン押さへんから俺が無理やり送ったやつ」
謙也「あ、あぁ…そんなんあったな」
2週間ほど前の話だったか、五月七日さんをデートに誘おうと文面を考え、送るのに迷っていた時に白石が勝手に送信ボタンを押した話
激しく動揺した後、五月七日さんからの単調な返事にほっとした思い出がある
白石「ファンクラブ持ちテニス部部長である俺から謙也にデートの極意を教えたる」
謙也「今喧嘩売られた気がするんやけど…」
白石「はい、ここで一氏ユウジ君を召喚します。ユウジー、入ってきてええでー」
勝手に話が進んでいく。白石は屋上の扉に向かってそう叫んだ
白石の声にゆっくりと扉が開かれる
え、まって。なんでユウジなん？
開かれたドアの先にいたのは…
「は〜い！どうもどうも！みんなのシンデレラ、小春ちゃんよ〜！」
テニス部レギュラーである小春
…あれ、ユウジどこいったん
小春は地味な登場をすると、急にしゃがみこみコソコソと誰かと話し始めた
「おい、小春！段取りと違うやないか！俺がドンといってから小春がバーンや！」
「どっちだってええやないの！面倒い男ね、もう！」
謙也「いや、やるんやったらちゃんと打ち合わせしてこいや」
どうやら段取りを間違えたらしいが、謙也としては心底どうでもよかった
白石「おーーーい、2人とも。今日は謙也メインやで」
部員をまとめる時のように声を張る白石だったが、いまいち状況がよく分からない
いや、というか、デートの極意になんでこいつらなん？こいつら参考になるんか…
小春「謙也くん、女の子デートに誘うんやろ？デートの秘訣教えたるわ〜」
ユウジ「小春に媚び売ったら死なすど」
小春「もーユウくん。そういう話やなかったやろ？」
ユウジ「こいつが小春に目移りしたらどないすんねん！」
謙也「話進めろや！！」
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 四葉月さん» いつもコメントありがとうございます。とても励みになっています。まだ続きますので応援よろしくお願い致します (2020年4月13日 18時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
四葉月 - 新作ですね！続編もおめでとうございます！！五月七日でつゆり何ですね、知らなかった(笑)これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年4月13日 12時) (レス) id: 3bb8824d05 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - あじさん» コメントありがとうございます。謙也さんとの絡みはこれからどんどん増えていきますので楽しみにしていてください。応援のお言葉とても嬉しいです。これからもどうぞよろしくお願いします。 (2020年3月23日 11時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
あじ(プロフ) - 続編おめでとうございます！財前との絡み最近いい感じに増えてきて嬉しいです。謙也先輩ともこれから絡むの楽しみにしてます！謙也先輩すきっっ！これからも更新頑張ってください！！ (2020年3月23日 1時) (レス) id: 67552c5473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2020年3月23日 1時
