72話 ページ24
白石｢で、みんなに聞きたいんやけど…ぶっちゃけみんなはどっち派なんや…？｣
五月七日のマネージャー研修期間である1週間がついに終わりを告げた
放課後の部室にて、レギュラー陣は机を囲み、いつになく真剣な面持ちで議題に頭を悩ませていた
白石は殊更その問題の題材を口にすることは無かった
今日の部活でレギュラーの集中力が欠けていた。この問題をどう片付けるか、各々が悩んでいたから
あるものはどうにかしてマネージャーにさせまいと、あるものは私情との間で揺れ、あるものは危険人物になりかねない大元への不安
白石も同様に悩んでいた。勿論、仕事への文句のつけ所は一切ない。まさに完璧という言葉が似合うほどだ
しかし、彼女の噂が本当で、部内問題を発生させるようなことになったら…そう考えると快く頷けない
小春｢ウチはちょっと怖いわ…確かにマネージャー脳では確かやけど、今までマネージャーが居なくてもやってこれたわけやし…｣
ユウジ｢俺も反対や。小春奪われたら叶わんし、三味線弾かれて、実際に堕ちとるやつおるしな。あんま勝手やられるんは趣味やない…ただ、あの女の事やから、マネージャーになれへんって知ったら愁嘆場決め込んでどうにかしそうやな…｣
完全否定派のラブルスに白石は眉間のシワをいっそう深くした
ユウジは完全に五月七日さんに舌鋒を向けている
彼女がマネージャーにならなけらば問題は無いが、もし彼女がマネージャーになったとき、この2人と彼女が対立すると部の雰囲気も悪くなる上に自分としてももちろん好ましくない。どうにかしなければならない
白石｢…財前はどう思う？｣
財前｢俺はどっちでもええですよ。どっちになっても否定しません｣
白石｢……銀は？｣
銀｢ワシは……いや、ワシもどっちとも言えへん。マネージャーとしては優秀やけど…｣
賛成派が見えない状況に、やはり彼女をマネージャーにするべきではないかと口の隙間から息を漏らした
謙也｢俺は、賛成やで｣
唐突に発言をしてきた謙也に少しだけ頭を上げた
謙也｢みんな、五月七日さんが悪い人みたいに言うとるけど、実際に見たことも無い噂信用しきるんもよぉないねん。マネージャー業完璧やったし、俺はええと思う｣
白石｢…でもな、謙也｣
謙也｢五月七日さんが俺のこと目当てで入ってきたっちゅうのは散々聞いたで、白石
でもな、俺は五月七日さんをマネージャーになってほしい｣
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 四葉月さん» いつもコメントありがとうございます。とても励みになっています。まだ続きますので応援よろしくお願い致します (2020年4月13日 18時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
四葉月 - 新作ですね！続編もおめでとうございます！！五月七日でつゆり何ですね、知らなかった(笑)これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年4月13日 12時) (レス) id: 3bb8824d05 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - あじさん» コメントありがとうございます。謙也さんとの絡みはこれからどんどん増えていきますので楽しみにしていてください。応援のお言葉とても嬉しいです。これからもどうぞよろしくお願いします。 (2020年3月23日 11時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
あじ(プロフ) - 続編おめでとうございます！財前との絡み最近いい感じに増えてきて嬉しいです。謙也先輩ともこれから絡むの楽しみにしてます！謙也先輩すきっっ！これからも更新頑張ってください！！ (2020年3月23日 1時) (レス) id: 67552c5473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2020年3月23日 1時
