【ONE PIECE】｢正義｣を背負いし者3【海軍】 (ページ5)

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102話ページ5

スモーカーがそう叫ぶと！トラファルガー･ローは何かを呟いた後、ルームと呼ばれる球体空間を広げた

ドクターベガパンクの研究所まで範囲を広げると研究所の方向に向かって剣を突き立てた

ロー「シャンブルズ」

入れ替えの言葉を呟いたトラファルガー･ローであったが、私の見える範囲で入れ替わったものは無い

研究所の方向にGｰ5の人間はいない

…まさか、麦わらの一味になにかしたのか？

「一旦退こうぜ中将！！こいつの能力気味悪すぎる！！」

「こんなやつとは戦えねぇ！！」

だらしなく弱音を吐き散らかす部下たちに私の思考は遮られる

「しかもアレ…！！艦の半分は島の岩盤とくっついて妙なオブジェにしやがった！」

「くそぉ！艦がなきゃ基地にも帰れねぇ！！」

「七武海は政府直属！！お前、俺たちに攻撃すんのは協定違反だぞ！トラファルガー！本部にチクってやるぜ！！」

「称号剥奪だ！！」

批判の声が飛び交う中、トラファルガーは顔色ひとつ変えなかった

ロー「…心配無用。スキャン」

剣を横にスライドしてぐっと握るように手を動かした

そのあと手を横に振り払い、何かを捨てる仕草をした

その手の先にはでんでん虫が大量に転がってる

見覚えのあるでんでん虫がそこにはあった

「えっ？！あれ？！ねぇぞ！！」

「まさか…！俺のも…！」

「あそこにあんの俺たちのだ！！でんでん虫全部とられた！！」

そう言われ、胸ポケットを確認するが、私のもない。見覚えのあるでんでん虫は私のものだった

しかし、胸元のペンダント内蔵でんでん虫は私の首から下げられたままだ

ロー「お前らがこの島で見たもの全て、本部にも政府にも報告はさせねぇ」

トラファルガー･ローがそう口にした刹那

スモーカーが十手を突き立てて現れた

ｽﾓｰｶｰ「オペオペの実の改造自在人間…だったな…！！」

スモーカーが言葉を吐いた先には誰もいない。その横にトラファルガーは避けていた

そして、彼もまた臨戦態勢に入り、刀をかざした

まずい…！！

私は即座に後ろへ飛んだ

ｽﾓｰｶｰ「太刀筋に入るなお前ら！！」

スモーカーの叫び声の直後のことだった

目の前の男たちの体が横真っ二つになっていた

トラファルガーの刀によって

「ぎゃあああああああああぁぁぁ！！！！」

「斬られた！………あれ？生きてる？」

部下たちは事実と合わない事象に首を傾げるだけであった