【ONE PIECE】｢正義｣を背負いし者3【海軍】 (ページ36)

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133話ページ36

ガスから逃れるべく、逃げ惑うシーザークラウンの部下たち

しかし、次々にガスに飲み込まれていく

ｼｰｻﾞｰ「やったぞ！！成功だ！！逃がさねぇぞもう誰一人…！！シュロロロロ！！これでいいんだ！！

毒がきいても多少動けるから避難できた…！固めちまえば良かったんだ！！灰のように体に纏わりつくガスは皮膚から侵入し、全身を一気にマヒさせる！！

シュロロロロ！さァもっと見せろ！！地獄絵図を！！」

その悲惨な光景を地獄絵図と呼ばずなんと呼ぶのか、その場にいる全員が息を飲み込んだ

映像に釘付けになったように真っ白な石像のようになっていく人間を眺めた

ｽﾓｰｶｰ「何だこりゃあ…！」

ルフィ「人間が…かたまってく…」

初めて見る異様な映像に誰もが恐怖を覚えた

人体実験(こんなこと)をされるために、あの部下たちは利用されていたのか…

同じ人間として、酷く同情しそうだ

「たすけてーーーーー！！！！」

「うわあああああああああぁぁぁ！！！」

映像から流れてくるのは、悲鳴と命乞いの声だけ

その声も、次第に少なくなっていく

しかし、そんな中でも最前列を走っていた人間たちに目がいった

その1部だけシーザークラウンの部下たちと離れていて、尚且つ謎の走り方をしているのが見えたからだ

ルフィ「あーー！おい見ろ！！ほら、ゾロたち！！煙におわれてるぞ！！」

「わーーー！」

「ぎゃーーーー！」

ﾌﾗﾝｷｰ「何やってんだ？！あいつらあんな所で…！」

麦わらのルフィの仲間か…

そう言われ、流れている映像を凝視すると確かにロロノア・ゾロに泥棒猫のナミがいる

その中でも長身でかなり目立っている謎の侍がいるが、初めて見る男だった。新しい仲間だろうか

ロビン「あら、お侍さん完成してるわね」

ルフィ「ほんとだ！！じゃあ足くれねぇかな！！あ！！おいロビン、それどころじゃねェだろ！！

おーーい！お前ら！その煙危ねぇぞ！！逃げぇ……はぁ…ダメだ……大声出そうとすると…くっそぉ……海楼石ぃ…」

流石の麦わらのルフィでも海楼石には叶わない。最後には声を小さくして弱音を吐いた

私の手錠もそろそろ力付くで壊せそうだ

私の身元がバレていても、能力者だということを知るものはいないお陰で助かった