【ONE PIECE】｢正義｣を背負いし者3【海軍】 (ページ34)

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131話ページ34

ｼｰｻﾞｰ「ここは氷の土地、中央部だ！」

でんでん虫の受話器に向かって話し始めるシーザークラウン

映し出された映像には大きな飴玉の袋が映っていた

なんだ…あれは？

ｼｰｻﾞｰ「そしてこれが氷の土地各所…現在炎の土地より散り散りに飛んできたスマイリーの分身、スマイリーズが土地中央に向けて集結しつつある。

やがて彼らがこの氷の土地で合体し、ふたたびスマイリーズとなった時、実験は始まる。スマイリーは4年前にこの島を殺してみせた」

4年前、パンクハザードでの実験事故によりこの島は毒ガスを纏う立ち入り禁止区域となった

ベガパンクが責任追求されていたが、根源はシーザークラウンだった

…4年前の実験事故は事故ではなく故意に行われた最悪の化学実験だったのか

ｼｰｻﾞｰ「毒ガス爆弾H2Sガスそのものだ！！前回の問題点は毒をくらったものたちが弱りながらも安全な場所へ避難できたという点だ

そこで4年前の兵器スマイリーに巨大な餌を与えることでその毒ガスにある効力を追加し、完璧な殺戮兵器を完成させる！」

声高らかに笑うシーザークラウン

…完璧な殺戮兵器兵器か

ｼｰｻﾞｰ「今日誕生する新しい兵器…その名も

シノクニだ！！」

シノクニ…それが新しい殺戮兵器の名前か…

…機械生命体やら毒ガス兵器やら…時代が進む事に面倒なものばかり増えていく

モネ「予定通りマスターの映像を霧に映します」

ｼｰｻﾞｰ「ああ、その作業が済んだらお前らもそこを離れなければ危険だ。竜ぞリに乗っていそいで…」

「あーーーっ！！！」

シーザークラウンの言葉に被せるように聞こえてきた声はでんでん虫の受話器の向こう側からものだった

「トラブルです！竜ゾリのソリが溶けて使い物にならなくなってます！！なぜこんな…なにか薬品でもついてしまったのでしょうか？！

あーーーっ！！ドラゴンがにげたーーーっ！！！」

次々起こるハプニング、明らかにシーザークラウンが仕組んだものだ

ｼｰｻﾞｰ「んな！なんだって！！」

受話器越しにわざとらしい演技を決め込み、シーザークラウンは続けた

ｼｰｻﾞｰ「お前たちとにかく走れ！！防護服など役に立たないぞ！！すぐに脱ぎ捨てて研究所に向かってとにかく走れ！！」

「え？！わ、わかりました！！」