128話 ページ31
シーザー「口を慎め小僧が!!」
ルフィ「お前すげぇな!!心臓とられて生きてんのか!!」
スモーカー「てめぇの能力利用されてちゃ世話ねぇな…」
こんな状況であっても相手を挑発するトラファルガー・ロー
もはや尊敬すら覚える
シーザー「そうだそうだ…お前の細胞も貰ったからな。リジーボーデン」
怒りに息を切らした男は私にそう語りかけてきた
シーザー「あの時、なぜ俺がお前のことを知っているか疑問に思っただろう?教えてやろうか」
その言葉に私はピクっと耳を動かした
…1番、私が不快になる話をこいつは確実に知っている
A「…無駄なことを喋るな」
シーザー「ふん……テメェも生意気なガキだな…そんなに話されたくないなら話してやるよ」
シーザークラウンは私の態度が気に入らなかったようだ。半分はトラファルガー・ローの言葉に対する憂さ晴らしだろう
…しかし、こいつの様子からしてみれば
この男も殺戮の対象になる可能性は高い
シーザー「9年前、お前はある薬を飲んだだろう?覚えていないはずがないだろうな…
それはきっとお前にとって忘れられない経験になったはずだ!!俺はとても嬉しいよ…
この俺様の薬が人の記憶に残ることがな…」
A「………は?」
今、こいつはなんて言った?
9年前の薬?俺様の薬だと?
…………まさか、こいつは…
シーザー「あの薬は失敗作なんだ。様々な学者の頂点とも言えるあのくすりの開発を夢みて、作り始めた…しかし、あまりに難しいあの薬の完成を達成することはできなかった…その時、俺は初めて断念することを知った」
A「…なに、いってるの……」
シーザー「何年もみて失敗作を作り出しできた。不要になった薬は他に売りさばいた。俺様の失敗作をみて少しでも薬の開発の参考にしたいって奴らがいたからな…
しかし、あの薬は人体での実験が必要不可欠なんだ。俺は人体実験先を探した。その頃はまだ海軍にいたからな…人体実験なんて出来たもんじゃなかった
そして、人体実験をさせてくれると言ったのが『メトゥスの夜の子供たち』のプロデューサーだ
一番変化が分かりやすい子供で実験をした。どれも失敗作の薬ばかりだったが、人体実験を行うことによって分かることも多かった…
実験の結果を奴らはあの趣味の悪い映像で送り付けてきた。興味はなかったがみたよ。俺様が研究を繰り返した
不死の薬の実験結果を見るためにな」
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作者名:ToaRin | 作成日時:2019年11月4日 1時